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恭介の写メ日記

  • しゃぶしゃぶ食べ放題60分間の中での壮絶な闘い
    恭介
    しゃぶしゃぶ食べ放題60分間の中での壮絶な闘い

    私のポストを見ていただいた方ならわかるかもしれないが、そう60分間の壮絶なしゃぶしゃぶ戦争を行っていたのだ。



    私の人生の中で過酷な戦いに挑んでいた。しゃぶしゃぶ食べ放題60分間というランチ時間での戦いである。



    まずはしゃぶしゃぶを茹でるお出汁を二種類決める。定番の昆布出汁と期間限定の担々出汁にした。



    出汁が入った鍋が用意され運ばれてきた。すぐさま肉をQRコードで注文しまくる。



    そしてすぐさまセルフの野菜コーナーに急いだ。<br />

    色とりどりの野菜やキノコの海をてんこ盛りにしてまた席へと戻る。



    お出汁がグツグツしだし湯気を上げるしゃぶしゃぶ鍋。そこにお肉を入れようとした瞬間、気づいてしまった!



    ポン酢と胡麻ダレがないではないか!!!



    慌てふためきながら店内を見回しポン酢と胡麻ダレを探し当てなんとかゲットする!



    これでやっと食べれる。肉と野菜たちよ、私の身体を支えよ!と心の中で呟きながら、鍋に投下していった。その瞬間、肉と野菜が絡み合い、鍋が煮立ち始める。



    しかし何故かしゃぶしゃぶの匂いとは違う匂いが店内を襲う。隣を見るとなんと横ではすき焼きの食べ放題を行っているではないか?!<br />

    ジュージューといい音が隣では聞こえている。<br />

    ここではすき焼きの食べ放題もやっていたのだ!<br />

    いい匂いすぎるだろっ!とツッコミながらしゃぶしゃぶ鍋に集中する。



    それから30分を超え、私の胃袋は少しずつかなりの圧迫感を感じだしていた。60分という時間が思った以上に長い。いつのまにか「俺はどうして肉を食べているのだ」とすら思い始めていた。



    40分経過。残り20分。私の心に何かが芽生えた。それは「このままでは時間内に肉が食べきれないのでは?」という焦りであった。私はその場で速攻で肉をつまみ、口に入れた。肉を食べては取り、また食べては取り。胃の中が「もう無理だ」と叫んでいたが、私の心は戦士そのものである。



    あと10分。肉と野菜が最後の勝負をかけている。その時、突然、隣の席から「うーん、腹がいっぱい」という声が聞こえた。それは、私が戦っている相手だろうか。その言葉に動じることなく肉を食べ続ける。ついにラスト5分。私の目の前に残された野菜はわずか。だが肉は注文しすぎた。豚ロース、牛ロース共にまだまだ残されている。時間が足りない。



    そして、ついに終了の合図。結果、肉は全てなんとか完食、野菜も完食。はっきりいってもう少しでも動いたら口から出そうな勢いであった。壮絶な闘いが今終わった。



    だが、またいつか、この壮絶な戦いに挑むことになるだろう。肉と野菜の間で繰り広げられる戦争は、まだまだ終わりなき闘いなのである。