いつもより遅い時間に
目覚めて寝室に掛かった時計を眺めたら
長針と短針がちょうど垂直になっている
朝の光が部屋に差し込んでいる
カーテンを閉め忘れたまま寝てしまったようだ
今朝はとても快適な温度だと感じる
ふと窓に近づくと子どもたちが満面の笑顔で遊んでいた
屈託のない笑顔ほど素敵なものはない
あんな笑顔になれる大人でいたい
夢中で食べた焼きそば
ためらいもなく泣いた夜
いつかそれも忘れてしまうの?
セラピストをしていて今思うこと
僕だけがしてあげれることって何だろう
ってこと
一種の才能みたいなのが欲しいんだ
年齢を重ねるごとに何事にも鈍感になっていく自分がいる
生活していくにはその鈍感さもまた大切なのかもしれないけど
そう思いながらベランダに出るとシャボン玉が降ってきた
恭介の写メ日記
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僕だけがあげられるもの恭介