【【大阪西成区】野宿者の強制退去始まる「あいりん総合センター」跡地で】- はると(大阪萬天堂)- 性感マッサージ

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  • 【大阪西成区】野宿者の強制退去始まる「あいりん総合センター」跡地で
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    【大阪西成区】野宿者の強制退去始まる「あいりん総合センター」跡地で

    この国では、子どもの自殺や女性の自殺は大きく取り上げる。



    YouTubeの広告でも、「〇〇ちゃん、食べられるのは給食だけ」と、子どもの貧困についての宣伝を何度も繰り返し見させられる。



    だが、どこにも行き場も身寄りもなく、死んでゆくおじさんや、おじいさんのことを取り上げる人はほとんどいない。



    メディアが書かなければ、この国の人たちは関心を持たない。



    そんなふうに世論操作されている。



     



    おじさんや、おじいさんは可愛くないから。汚いから。



     



    大阪府市の職員らが、「あいりん総合センター」のまわりをバリケードで描こう準備を始めた。大阪府警の機動隊員も出動し、警戒にあたった。



    「あいりん総合センター」の跡地で野宿をしている高齢の男性は「ほかに行くところがない。これからどうしたらいいんや。わしらは死ねということなんか」と話す。



     



    学生のころ、文学学校に通っていた。そこで、西成区で日雇い労働をしているという四十代の男性と知りあった。



    ひげ面の強面(こわおもて)。いかにも肉体労働者という風体と体格。華奢な私とは不釣り合いで、話もできないと思っていた。同じクラスの男性だった。



    ところが、この男性と大の仲良しとなった。



    私が小説で描く女性像と、女性観が、その男性の心を揺り動かしたのだ。



    私は、その男性に誘われて、釜ヶ崎を一緒に歩いた。



    一杯飲み屋などをはしごして仲良くなった。



     



    その男性は、医学部の出身。身体をこわして誰からも見捨てられ、釜ヶ崎にたどり着いた。



    人それぞれ、いろんな事情で、この釜ヶ崎にたどり着いたことを知った。



     



    その後、私は東京で暮らし、有名なAV女優や風俗嬢ともつきあったが、人はそれぞれいろんな事情があり、いろんな生き方があることを知った。



     



    この女性風俗(女風)にしても、いろんな女性がいろんな悩みや苦しみや淋しさを抱えて訪れる。私はただ、出会えたことに感謝している。



     



    強制的に追い出される野宿の高齢男性。



    それは私、それはあなたの姿なのかもしれない。



     



    私はただ、祈りをこめて書くしかない。






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