今日はお習字をしました。<br />
左が楷書、右が行書。完成度はさておき(笑)、心静かに自分と向き合う時間になりました。
楷書は、一画一画を丁寧に。打ち込み、止め、はらい――基本に忠実であることが求められます。反対に行書は、やわらかな流れを意識しますが、ただ崩せばいいというものではなく、こちらにも崩すためのルールがあります。
手の動きも、力の加減も、まったく異なりますが、どちらにも共通しているのは「丁寧さ」と「集中力」。この感覚は、マッサージにもどこか通じるものがあると感じています。
施術の際も、圧のかけ方や手の滑らかさに、細やかな意識を向けています。<br />
ほんのわずかな違いが、大きな心地よさにつながる――それは、習字とまったく同じです。
そして――<br />
お習字の時間には、リラクゼーション音楽を流しています。<br />
私自身の心拍が整い、指先を思い通りの圧で動かせるようになる音楽。<br />
「これだ」と感じたものは、実際のセッションでも使っていく予定です。<br />
“触れる”という行為の質を、音の力でも高めていきたいと思っています。
女性のお身体に触れさせていただく時間もまた、私にとってはとても繊細で、尊いもの。<br />
お習字をする姿勢と同じように、一つひとつを丁寧に重ねていきたい。<br />
まだまだ修行の途中ではありますが、その一歩一歩を、大切にしていきます。
周遊の写メ日記
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書に触れ、肌に触れる……周遊