日々の生活の中で、私たちは多くのことを”当たり前”に感じてしまいます。スーパーに行けば商品が整然と並べられ、レジには誰かがいて、スムーズに会計ができる。電車に乗れば、誰かが清掃をしてくれていて、時間通りに運行してくれる。それが当然のように思えてしまうけれど、本当は、そこには誰かの手があり、誰かの努力があるからこそ成り立っているものです。
もしその”誰か”がいなかったら?
もし、陳列する人がいなかったら?
もし、レジを打つ人がいなかったら?
もし、電車を動かす人がいなかったら?
そんな風に考えてみると、私たちはどれだけ多くの人に支えられて生きているのか、改めて気づかされます。だからこそ、その”当たり前”に感謝を伝えることは、とても大切なことなのだと思います。
そして、もっと身近なところにも、“当たり前”のようにそばにいてくれる存在がいます。親やパートナー、友人、職場の仲間。彼らがいてくれることが当たり前だと思ってしまうと、「ありがとう」や「ごめんなさい」をつい言いそびれてしまうこともあります。でも、当たり前だからこそ、ちゃんと言葉にして伝えることが大事なのではないでしょうか。
「ありがとう」と言われて、嫌な気持ちになる人はいません。
「ごめんなさい」と言われて、腹を立てる人もいません。
それどころか、その一言で心が温かくなったり、人との距離が縮まったりすることもあります。幸いにも、私の周りには「ありがとう」や「ごめんなさい」を自然と口にする人が多く、そんな姿を見ていると、改めて素敵だなと思います。そして、私自身もその習慣を取り入れるようになりました。
“当たり前”に感謝すること。
それは、日々をより豊かにするための、小さくて大きな一歩なのかもしれません。
藍の写メ日記
-
当たり前の裏側にあるもの藍