待ちに待った軍艦島ツアーに参加してきました!
波が荒く、残念ながら上陸はできませんでしたが、船上から見る軍艦島の姿は圧巻でした。
その独特なシルエットは、まさに名前の通り軍艦そのもの。
遠くからでもその迫力に圧倒されました。
軍艦島は正式名称を「端島(はしま)」といい、長崎港から南西約19kmの海上に浮かぶ小さな島です。
19世紀後半から海底炭鉱として開発が進められ、日本の近代化を支える重要な役割を果たしました。
最盛期の1960年頃には、約5,300人もの人々が生活していたそうで、その人口密度は当時世界一とも言われていたとか。
島内には高層鉄筋コンクリートの建物が立ち並び、その外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになったそうです。
1974年の閉山以降、無人島となりましたが、2009年からは一般の人々も上陸できるようになり、2015年には「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されました。
その一方で、島内の建造物は現在も風化が進んでおり、廃墟となった姿にはどこか寂しさも感じられます。
かつての住民たちがどのように生活し、どんな日々を送っていたのか想像すると、ただの観光地ではない、歴史の重みを感じずにはいられません。
今回、船上から見学している最中にガイドさんが語ってくれたエピソードがとても印象的でした。
かつてこの島では、家族みんなで一つの炭鉱の仕事を支え合い、島内の学校では子どもたちが元気に遊ぶ声が響いていたそうです。
夏祭りの際には、狭いスペースながら住民総出で盛り上がり、島全体が活気に包まれていたとか。
そんな明るい生活があった一方で、炭鉱での過酷な労働や、閉山時の突然の別れの話を聞くと、胸にぐっとくるものがありました。
今回は上陸できなかったものの、船上から見るだけでもその歴史と壮大さを肌で感じることができました。
次回はぜひ、穏やかな天候の日に再チャレンジして、島内をじっくりと歩いてみたいと思います!
藍の写メ日記
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まるで軍艦藍