夜行バスで次の目的地であるマレーシアのクアラルンプールに向かうことにしました。
都市部から少し離れているためか、英語があまり通じませんでした。
チケットを運転手に見せると、「No」とだけ言われて、何がダメなのか全く分からず困惑しましたが、偶然近くにいた欧米のお兄さんが教えてくれました。
「0:30発と0:31分発があるんだよ」とのことで、納得できましたが、少し紛らわしい時間設定でした。
何とかバスに乗ることができ、席自体はリクライニング機能もあり、コンセントも完備されていて快適に過ごせました。
僕は1番前の席を予約していたので、足を伸ばしてゆったりと過ごすことができました。
しかし、思わぬ落とし穴が待っていました。
どこからか通話する声や歌声が聞こえてきたので不思議に思っていたのですが、それが運転手の声だったんです!
運転中に通話したり歌ったりしていたようで、少し驚きました。
バスが出発して約30分ほど経つと、マレーシアの国境に到達しました。
入国審査があり、再びあのお兄さんが優しく教えてくれました。
日本人の顔は幼く見えるので、もしかしたら子供だと思われたのかもしれません。
入国審査を終え、目的地のクアラルンプールに向けて再びバスが出発しました。
途中、運転手の歌声を聞きながら、いつの間にか眠りに落ち、なんとかクアラルンプールに到着することができました。