この日記をあなたが読んでいる頃には拓也まんは本業の仕事が終わり福岡県へ向かうべくダッシュで家に帰っていることであろう…。
きっと汗だくでスーツをびちょびちょに濡らしながら帰宅ラッシュの満員電車に乗って揺られているだろう。
家に帰ったら私は真っ先にシャワーを浴びて荷物を用意して家を出る。
その時間にして約30分。
普段であれば前日に荷物は用意しているので、帰宅後シャワーを浴びてリュックサックを背負えば余裕で博多行きの新幹線に間に合うのである。
だがしかし!
昨夜は眠くて用意をせずに今日を迎えてしまったのである!
これは今世紀最大の失態であり、後世にも語り継がねばならぬ事であろう。知らんけど。
つまりこれからの私には約30分でシャワーを浴びて荷物を用意しなければいけないというミッションが課せられているのだ。
「シャワーを浴びなきゃいいじゃん!」と思う方もいらっしゃるかもしれない。
それは断じてならぬ。
髪の毛がボサボサで汗だくのままお客様の前に現れようものなら
「え、ゆでダコ!?」
となりお客様に不安と並々ならぬトラウマを植え付けかねないのだ。知らんけど。
よって私はシャワーを浴びねばならんのだ!!
シャワーに要する時間はざっと見積もって約10分。
髪の毛を乾かす時間が約5分。
残り15分で荷作りをせねばならない。
こんなことなら眠たくても前日に荷作りしとけば良かった…。
なんて今更後悔しても何も生まれないのだ。
私はこの神より与えられし15分間を全うする所存である。知らんけど。
必ずや!!必ずや日数分の靴下とパンツも忘れることなく完璧な荷作りを成し遂げてみせる!!
まごうことなき我がまなざし
そこにうつりしは完全なる身支度かな
これが後世に語り継がれし拓也の"身支度物語"の冒頭の詩である。
この"身支度物語"が記された年代は定かではなく、江戸時代とも令和時代とも言われている。
知らんけど。
拓也
Twitter→@candyosaka_tak
拓也の写メ日記
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身支度物語拓也