恥ずかしくないよ。
大丈夫。
恥ずかしそうにタオルで体を隠す君。
「君は僕のお姫様だから。」
君と過ごしているときはそこはホテルではなく僕にとってはお城だった。
君といる時間だけは僕も王子になれた。
恥ずかしそうにタオルで体を隠す姫を優しく抱き寄せた。
ドクッ・・・ドクッ・・・
抱きしめれば抱きしめるほど胸の鼓動が伝わってくる。
その鼓動を感じたまま彼女のぷくっと膨らんだ唇を僕の唇で濡らした。
その光景はさながらお城で誓いのキスを交わす王子と姫だった。
「もう恥ずかしくないね。」
そう言って彼女をベッドに押し倒したその時
彼女の体から自然とタオルが離れていった。
ベッドに押し倒した姫の耳元で僕は囁いた…
「タオルの動く城」
拓也
拓也の写メ日記
-
恥ずかしくないよ拓也