【同期の重圧】
5話で登場した一二三以外にも拓也まんには同期の子がもう一人いました。
しかも3人とも同い年でした。
CANDYに入店して2-3か月程経ち、それなりにお店も知られるようになり、周りはパネル指名が入ったりしていました。
一方拓也まんは、DMからの集客で月に2-3件程の接客でした。
事務所に行くと、「一二三凄いな~!」みたいなスタッフさんとの会話が聞こえてきました。
もう一人の同期の子も同じような感じで、2人がよく接客のことでスタッフさんに相談している風景を目にしていました。
CANDYは他店のように売上のランキングのような制度はありませんが、同期の2人との差は明らかでした。
平日は会社員の仕事をしているし、元々女風を始めたきっかけは単純に業界への興味と性に対する好奇心だったので、当時の拓也まんは、「月に2-3件ぐらい接客できたらいいかな~」と思っていました。
今思えばそれを言い訳に悔しさを紛らわせていたんだと思います。
当時一二三も兼業だったし、同い年で同期ということもあって差を感じた時にめちゃくちゃ悔しかったのを覚えています。
自分も兼業とはいえ当時からそれなりにツイートはしていたし、写メ日記もそれなりに投稿したりDMもしていました。
それだけに余計に悔しかったんです。
「彼らと何が違うんやろ…」
この時はずっとセラピスト向いてないな~って思ってました。
当時から先輩もいなかったし、めちゃくちゃ負けず嫌いの性格なので自分で考えて「絶対に差を埋めてやる。」って思ってました。
僕の中で当時のライバルは間違いなく一二三でした。
「彼らと同じことをしても絶対に差は埋まらない。自分にしかできなこと…自分の武器を活かせること…。」
こんなことを当時はずっと考えていました。
そこで拓也まんはひらめいたのです。
次回第7話・・・【CANDYに持ち込んだ文化】
次回もお楽しみに~
拓也の写メ日記
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拓也まん物語〜第6話【同期の重圧】〜拓也