拓也まん流官能小説
【優しく激しく】
あの子は僕の手が好きと言った。
まずは優しくゆっくり這わすように、焦らすように湿ったトンネルを進んでいく。
学生の頃に夜遊びをして通った帰り道のようにそのトンネルは真っ暗で何も見えない。
感覚だけを頼りに進んでいく。
するとぴちゃぴちゃと水が滴る音を立て、小刻みに君が震え出した。
僕はトンネルの中間付近で一度立ち止まった。
すると君はキュッと僕を締め付けてくる
「もう欲しくなったんだね。」
「悪い子だな。」と思いつつ僕はトンネルの壁を軽くトンっと押した。
するとたちまち雷が起こる前のように雨がたくさん降り始めた。
来る。
君の体に電気が走ったのがわかった。
やっぱり君は押すのが好きなんだね。
君は本当に・・・
「押しの子」
拓也
拓也の写メ日記
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優しく激しく...拓也