場所:夏の花火大会
「うわ、見て見て!」って君の声に、
夜空を見上げた瞬間、
大きな花火がドンって咲いた。
その一瞬の光に、君の横顔が照らされて、
俺は花火じゃなくて、そっちに見とれてた。
「なんで見てないの〜」って言われたけど、
…だって、今日の主役は君やと思ってたから。
帰り道、ちょっとだけ混んでる人混みの中で、
自然に手を繋いだのも、
いつもよりゆっくり歩いたのも、
全部が宝物みたいな時間やった。
もしも今日、本当に君とデートしてたら——
きっと俺、「また来年も一緒に来ようね」って、
約束してたと思う。
めろの写メ日記
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もしもデートしてたら#6めろ