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秋の写メ日記

  • 風俗で働く人は非倫理的? 終
    風俗で働く人は非倫理的? 終

    前回の日記の続きで「性産業の接客業務へ従事することは非倫理的か」というお話です。
    長くなりすぎましたので、簡単に締めます。そして別の話に繋げたいと思います。


    今回は以下の項目について考えます。
    執筆中で思いついた⑥も追加しておきました。


    ⑤搾取構造を持つ(よって非倫理的である)。
    ⑥パートナーがいる場合、性風俗で働くのは非倫理的である。


    ⑤搾取構造を持つ。
    これはかなりアバウトすぎるので、もう少し具体的にしてみます。


    まず搾取/被搾取の関係は一体誰を指しているのかについて。
    普通に考えれば搾取をするのがセラピストやお店、被搾取に該当するのが利用客ということだろうと思います。
    お店がセラピストを搾取するという関係も考える余地がありそうですが、とりあえず置いておきます。
    そうだとすれば、搾取構造を問題とする⑤は、セラピストのような性産業の接客業務へ従事者の人間性の問題ではありません。
    風俗産業に従事する人たち全員に該当する話ですね。


    次に搾取とは何を指すのかについて。
    これは意味を広くとって、「本来得る以上の不当な利益を得ること」としておきましょう。


    さらにこの⑤は、少なくとも以下の2つが考えられます。


    A. 色恋という営業手法は客からの搾取行為である。だから非倫理的である。
    B. サービス単価が不当に高く、これは客からの搾取である。だから非倫理的である。


    Aについては、前回の④と被る話で、④では色恋は見分けられるかは別にしても、非倫理的な行為といえそうだ、とだけいいました。
    それが搾取構造だといえるかはまた話ですが、前回の④で非倫理的かどうかという点に関して、一応は答えらしいものは出したので、ここで改めて掘り下げることはしません。


    Bについては、料金が高いからといって客からの搾取だといえるとは思いませんが、サービス単価は不当に高いのかは考える余地があるかもしれません。
    なのでこれはあとで考えてみます。


    ⑥パートナーがいる場合、性風俗で働くのは非倫理的である。
    これは両者の間の合意の下でものであれば、あえて外部の人間が口を出すまでもない話でしょう。
    男女関係のあり方は、セカンドパートナーやポリアモリーなど多様化しているなかで、パートナーが風俗で働くというのはそれほど特殊ともいえない気がします。


    風俗への従事を隠した状態で働くことについては、非倫理的だと思います。
    これがなぜかはもう言わなくていいも良いでしょう(そこまで行くと哲学問答になるので)。


    では、風俗のサービス単価が不当に高いのかを簡単な労働者のモデルで検討してみたいと思います。
    と思っていましたが、これを取り上げると長くなりすぎるので、次回で考えてみます。
    なにかご意見やご感想もらえると喜びます。
    では〜


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