第13話 厳守
ー前回のあらすじー
事件から数日のバイト先
深夜1時、先輩がお客さんとして
バイト先に来た
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僕はお酒を作ったり
ハムやチーズ、ケーキを切るので
接客はカウンターのお客さんとだけ。
テーブル席が10つほどと個室が2つあるお店だ。
お店の扉は開くとベルが鳴る。
「いらっしゃいませ!」
大学生のバイトの子がいつも通り言った。
先輩が女友達と来た。
カウンターしか空いてないので先輩は僕の前に座った。
「いつもので〜」
と座りながらそしてニコニコしながら先輩は言った。
先輩はビールの泡なしが好きなのは覚えているのでそれを作り出した。
一緒に来ているお友達のお酒も作り先輩たちは楽しんでいた。
田舎で唯一のオシャレなお店。
深夜でも関係なく忙しかった。
たまに先輩と話したりながら時間は過ぎていた。
「個室って空いてる?」
と先輩が言う。
個室は基本的に団体予約の人しかいれないようにしている。
「空いてますよ!」
「ちょっと携帯充電してくる〜」
と先輩は言いながら個室に向かった。
2〜3分くらいした時に
「あの子といい感じなの?」
と先輩と一緒に来た女性から言われた。
「なんでですか?そんな事ないですよ。」
と、つい逆の事を言ってしまった。
「そうなんだ!めっちゃタイプだんだよねって
言ってたから今日来たんだよ!!」
と伝えられる。
(タイプもなにももうそこじゃないし、、、)
と僕は思った。
「そういえばあの子遅いね?」
確かにもう5分くらい経っている。
「ちょっと確認してきます!」
と僕は個室に向かった。
次回、第14話 個室
惇の写メ日記
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