第9話 寝室
ー前回のあらすじー
「もう、いいよね、、、」
と甘い声で先輩は僕に言った。
ソファから何が始まる?
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「・・・・・」
何も言えなかった。
流れに任せよう。
20歳の僕は何も考えられなかった。
先輩は僕に抱きつきキスをした。
僕も抱きついた。
あまり経験がなかった僕は
この先どうしようなんて考えていた。
先輩が僕に舌を入れてきた。
した事ないわけではない。
でもなんと言えばいいんだろう。
今までと違う何かを感じた。
濃かった?と言えばいいのか
とにかくそんな思い出がある。
ずっとしていたいとその時は思った。
しばらくして猫がそばに来た。
「ふふ、、、、」
とキスをやめて
「もう〜嫉妬しないで〜」
と先輩はいう。
「いると邪魔だからベッド行こっか〜」
「はい。」
「はい!って言ったからね!!」
といじられる。
僕と先輩は手を繋ぎながらベッドに向かった。
広い部屋に小さい小窓
ダブルベッドだった。
「ベッド大きいですね。」
「そう!大きい方がテンション上がるから!」
「確かにそうですね。」
白くてふかふかしたベッドだった。
僕はベッドに座った。
先輩も横に座ると思った。
「ちょっとベッドに寝てみてよ!」
「え?どういう意味ですか?」
「いいから、大の字で寝て!気持ちいから!」
と言われるがままそうした。
「確かにふかふかで気持ちいいです!」
とシンプルにテンションが上がった。
「良いベッドですね!」
と今考えれば浅はかな問いかけだ。
「でしょ〜」
と嬉しそうな先輩。
その時だった。
次回、第10話 上
惇の写メ日記
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