第2話 出会い
ー前回のあらすじー
アルバイトを始めた20の僕。
初日で緊張しているところに
現れた人とは、、、
ーーーーーーーーーー
「こんにちは。初めまして〇〇です。」
「そうだよね!初めまして!!〇〇です!」
明るく綺麗な女性だった。
とても気さくな方で
他のメンバーともかなり仲が良さそう。
少し人見しりの僕は
初日なのもあって馴染めなかった。
グラスを磨いている時の事
「ねぇ!〇〇くん!何歳なの?」
「20歳です。」
「え!わか!!!もっと大人に見えた!!
しっかりしてるね!!普段何してるの?」
「バンドしてます。」
「え!近くのとこでもライブしてるの!?」
「よくしてます。」
「じゃあ今度行くね!予約したいからLINE教えて!」
とあっさり連絡先を交換した。
その後はお店のお客様も増えて忙しく
僕もバタバタしていて
特に話す事もなくバイトが終わる。
すると違う男性のスタッフから
「さっき連絡先交換しててたな!!
タイプなのか!?」
「そんな事ないですよ!!」
と少し声が大きくなってしまう。
20歳の僕。
大人の女性経験など
当たり前だがない。
正直嬉しかったが恥ずかしいが勝つ。
それをいじられるのも恥ずかしい。
でも嬉しかった。
このバイト先でよかった
と思える1日の終わりかけの事。
お店も閉めて
賄を食べている時の事。
その女性から
「〇〇くん!何で帰るの??」
「車です。」
「え!あたしお酒飲んでるから
送っていって欲しい!!」
「いいですよ。」
「やったね!じゃあもっと飲んじゃお〜」
と笑顔でお酒を飲むその女性。
20歳の僕はまだ何も分かってなかった。
次回、第3話 帰り道
惇の写メ日記
-
20-46 エピソード2惇