自分を表現する方法。これを明確にわかっている人は世の中にどれくらい居るのだろうか。
要するに、自分の『ここだけは』と言える強みを既に見出していて、更にそれに自信を持って世に送り出せている人、と言う事。
こう、角ばった言い方をすると萎縮してしまう人は居るだろうが自分を表現する方法を見つけ出すと言う事はそれ程までに難しい事。
自分が体験しているからこそ、ここははっきり言える。
今この業界に立ってもう5年近くになりますが、自分の’’強み’’が揺らぐ時があります。
それは他者と比較してしまう時。
比較してしまう時、必ず僕は疑心暗鬼に陥ってしまう。
自分の成長を疑い続けるのは、更なる成長に繋がるのである程度は良しとしています。ですが、その疑心が強すぎると、これはまた逆効果になってしまいがち。
『はたして、僕が強みだと思っていた強みは世間では通用しているのだろうか?』
『強みにあぐらをかいて、何か他の事を挑戦する事を辞めていないか?』
『他人が当たり前に持っている物を、僕は持っているだろうか?』
ざっと思い付くだけでも、これくらいの事は考えてしまいます。
しかし、ここから気分を下げる事態になってはいけないと強く学びました。
ここから先は必ず’’じゃあこうすればいい’’と言うマインドに持っていく事が重要なのです。
自分の中の考え方や物事への対処の仕方を見える化していき、それをそのまま言葉と行動で表現して行く。
最近になって、やっとこの感覚が掴めました。
考える事は大切ですが、その考えた事をメモなり何なりして’’見える化’’を行う事で自分の中のネガティブな感情とポジティブな感情を一気にアウトプット出来る。要は全て一旦吐き出す事が出来るのです。
そこから泥団子を磨くように不要な感情は削り落とし、新しい感情を塗して輝かせて行くのが『自分を表現する方法』の入り口では無いのでしょうか。
あくまで僕のやり方の一つではありますがね。
ちなみに僕は泥団子を作るのに夢中になりすぎて、先生に関心?呆れ?られた経験があります。
幼稚園時代、外遊びの時間が終わって皆が室内に戻っているのにまだ作り続けていた時がありました。
そこで見かねた先生が『早く中に入りなさい!』と叱りに来た所、僕は無視して作り続けていました。
すると先生が僕におもむろに近寄り、先程までの怒声とは裏腹に『上手じゃん』と優しく頭を撫でてくれた事がありました。
そして僕が作った泥団子を手に取り『木の下に置いて置こっか』と優しく提案してくれて、僕はるんるんな気持ちで手を繋いで室内へと戻ったのでした。
子供心をよくわかってる…
天津 翔の写メ日記
-
No.149 自分を表現する方法天津 翔