天津 翔の写メ日記

一目惚れについて。

実際、自分の人生を思い返して見ると、ドラマや映画等の描写で良く使われる『一目惚れ』には、自分は縁が無かった様に感じる。



ビビっと来たり、運命を感じたり、天命を感じ取ったりなんかするロマンチストは、僕の性格上、存在し得なかった様にも感じる。



『一目惚れ』の記憶を探る上で、恐らく小中学校の頃の記憶を思い出される方が多いのではないでしょうか？

高校生以上になってくると、世の中の道理や不条理を嫌でも脳内に捩じ込まれてしまって、純粋な判断が出来なくなってしまう事が多い様に僕は感じたからです。



しかし、幼い頃日常の中で誰か1人を対象に一目で『あ、すき。』となった事はありませんでしたが、あるTV番組では、一目見た瞬間に『あ。すきっっっ。』となってしまった経験は、なんと僕にもあるんです。



以前の日記にもチラと書いた様な気がしなくもないのですが、ある日の夕方。手持ち無沙汰のまま慣れた手つきでリビングのTVのリモコンをポチった時。



真っ黒な画面から浮かび上がるように映し出されたのは、ボンテージ姿のお姉さんでした。



僕はリモコンを持ったまま、微動だに出来なかった。

『なんだこの衣装。いや、なんだこの女の人。この感情は何？ドキドキすると言うか、どちらかと言うとバクバクが止まらない。』



人生で初めて女性に興奮を覚えた日でした。

それが恐らく僕の人生で初めての純粋な『一目惚れ』でしょう。



もうその女優さんの名前も、顔も、年齢もあやふやな記憶の海の中に置いてきてしまいましたが、あの時に跳ねた心臓の感覚は今でも鮮明に思い出せます。

人生で初めての経験は、何年経ってもついさっき起きた事件の感覚なのです。



僕の日記を読み込んで下さっている方は、僕が今言及しているテレビ番組が、’’何であるか’’までをもわかってらっしゃる方が多いのかな？

あえてこの日記では伏せましたけれども。



とにかく自分の人生を思い返してみると、変な事ばっかりだし、面白い事ばっかりだったし、色んな形の後悔も味わってきたなーと改めて思う訳です。



それを吐露しても良いかな、と思えたのがこの写メ日記と言う遊び場。

これからもお付き合い宜しくね。



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