何に対してもそうですが、年々自分の好みが変わりつつあるのを実感していく。
食、衣服、色、場所。様々な様式がありますが、子供の時分とは正反対な好みをしている物もある。
分かりやすく言えば、食に対してでしょうか。
昔は生の魚や生の肉なんかを食べる習慣がありませんでした。父親は嫌いな物は無く、食卓に出された物は全てたいらげるタイプの人物でしたが、いかんせん日々の食卓を提供してくれていたのは母親の方が多かったので。
母親は生魚や生肉といった分類があまり好みではないらしく、焼き物や炒め物が並ぶ日々が多かった印象があります。
はっきりと僕が生魚を’’食わず嫌い’’から卒業したのは、中学の頃でしょうか。
研修旅行で行った北海道で、班ごとに自由時間が与えられた時。北海道と言えば海鮮一択だろう、と言う皆の硬い意思を横目に僕は断固札幌ラーメン派閥を貫き通していました。1人きりで。
そんな意地っ張りな僕を諭すように、班のリーダーが『大丈夫。皆もラーメンが良い、ってなったから今からラーメン屋に行こうか。』と一言。僕がホッと安堵のため息を吐いたのも束の間。いざお店に着いてみると、デカデカと『魚•海鮮丼』の文字が掲載されていました。
しまった。
すぐさま踵を返そうと足元の雪を踏みしめた途端、いつのまにか僕の後ろに回り込んでいた班の全員からの押し相撲を喰らうことに。
そのまま羽交締めにされて店内まで連行された後『とりあえず全員生で!』の感覚で、足早に班のリーダーが海鮮丼を全員分注文。僕の意見はどこへ行った。
本当に渋々ながら、ご満悦な表情で海の幸を頬張る班員を一瞥しつつ、断腸の思いで目の前の海鮮丼を一口食べてみることに。
美味い。何だコレ。
その時の味は今後一生忘れる事はないでしょう。
生まれて初めて生魚が美味いと感じた瞬間でした。したり顔のリーダーは少々鼻につきましたが、まぁ一応感謝はしておきました。一応ね。
それからと言うもの、僕の好物一覧に『生モノ
』が追加されたと言う訳です。
しかし、今でも歳を重ねるごとに’’焼肉’’より’’寿司’’を選びがちな今日この頃。
一生肉料理を食べれないか、一生海産物を食べれないかを選べと言われると、かなり悩んでしまうかも。
衣服や性の好みについても書こうと思いましたが、ハリー◯ッター原作並に長くなると思われますので、また次の機会にでも。
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天津 翔の写メ日記
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No.135 好みの移り変わり天津 翔