モテ期か。確かに一度だけ経験があるような気もする。しかし、よく考えたら状況が状況なだけな気もする。
最初に『なんだこれ?』と感じたのは中学2年生の頃。
小学生の頃から仲良くしていた同級生(女子)2人が『紹介したい子が居るから是非会って欲しい』との事。その当時僕は紹介された子とも、その同級生達とも違う学校へ通っていた為、中学時代は直接の面識は薄かった。
そして翌る日、紹介されると行った手前ドキドキしながら指定の場所へ行ってみると、そこに同級生2人と’’紹介したい子’’の1人、合計3人がその場所に居て。
ある程度色々話し合った後、僕を含めた4人で何処かで遊んだ記憶。
メアドも交換して、次の日からも僕を含めた昨日と同じ4人組で遊ぶ事が増えていきました。
そんなある日、イオンの屋上で待ち合わせを言い渡された僕。
変だな、と思いつつも待ち合わせ間場所に行くと’’そこには紹介された子’’だけが居ました。
話を聞くと『今日は告白をしに来た。付き合って下さい。』との事。僕も悪い気はしなかったので、お互い合意のカップルが成立…するところが。
その子が『少し待った。まだ続きがあるの。』と呆けているのか、惚けているのか分からない僕に言い放ち、徐に取り出した携帯電話で、いつも4人で一緒に遊んでいる同級生2人を呼び始めた。
恐らく、すぐ近くで事を見守って居たのでしょう。
ほんの1.2分で僕と’’紹介された子’’がいる場所へと合流し、少し気恥ずかしそうな面持ちで僕等を見比べていました。
2人がモジモジしているのを見かねて『私から説明するね。この2人もアンタの事好きになったらしくて、一緒に付き合っていい?もう私達は全部合意してる。』と一言。
は?
マジで心の底から言葉が漏れ出ていました。
一瞬意味が分からなくて、マジで『何言ってんだ?』って顔になっていたのを覚えています。
’’紹介された子’’の言い分を要約すると『私はアンタと付き合いたい。でもこの2人もアンタと付き合いたかった。だから3人一緒に付き合って。こっちは全員納得してる。』と言う事らしい。
小学生からの同級生2人から好意を向けられている事にも驚いたし、3人の女子で話し合った結果『僕』を共有する事に至った結果にも驚きました。
そして、そんな事はダメなはずなのに興味の方が勝ってしまっている僕に1番驚いた。
結果、全員合意の上で交際は歪な交際は始まる事になりました。
しかし、盛り上がりの部分はここまで。
後日談と言うか、現実は厳しいと言うか。その後の話は何とも切なく。
結局4人で付き合ったものの、前から4人で遊ぶ事が多かった為何の発展もせずに関係が過ぎ去り、僕以外の3人はマンネリを感じた末に全員破局。
『飽きた』『嫉妬が出せない』『あの子が別れるなら私も別れる』等、散々な言われようだったのを覚えています。
一気に嵐が過ぎ去ったかの如く、少しの青春の日々は過ぎ去って行きました。
その後、3人がどうなったかもわからないし別れを告げられた日以来、連絡も取っていません。と言うか多分着拒されていたような…
今何をしているんだろうな。同窓会があったのなら、その日の事を覚えているか、どんな感情だったのか聞いてみたい。
まぁ、恐らく興味やノリが彼女らの大半を占めていたのでしょう。それに、女子グループ特有の強制共感もあったのでしょう。そう考えると’’紹介された子’’はいつも、同級生2人より率先して意見を口に出していた気がする。そして2人もそれに従っていた。
モテ期の中身なんてこんなものです。
やはりよく考えると…的な要素がてんこ盛り。
まぁ、そう言う苦い思い出すらも美談に思える僕は確実に歳を重ねたんだな、と。
もう一つの’’勘違いモテ期’’の話を今思い出しましたが、長くなるのでここでは省略します。
ご要望があれば続編。
↓↓↓
【Lit.Link】
https://lit.link/unmomoamatsu
天津 翔について様々な記事を纏めています。
【アンモモンプートア公式サイト】
https://unmoment-pourtoi.com/list/profile/?cast_num=102
【天津 翔公式Twitter】
Twitter:@amatsusho_sub
天津 翔の写メ日記
-
No.123 僕のモテ期は天津 翔