ナマステ!
飯塚ゆめとです!
今回は旅行先のインドで、トイレに閉じ込められた話を書いてみました。
あの頃は、現場監督として毎日慌ただしく働いていて、
心を整える時間を求めて、旅を趣味にしていました。
ほぼ東南アジアを巡り終えて、
次に選んだのがインド。
歴史と混沌が混ざり合うその国で起きた、少しだけ情けなくて、
今となっては忘れられないアクシデントの記録です。
少しでもクスッと笑ってもらえたら嬉しいです。
これは6年前の話です。
好奇心旺盛な僕は、思い立ったが吉日どころか、
思い立ったのが夜行便でした。
「そうだ、インド行こう」
そんなノリで航空券を取って、
気づいたら僕は、デリーの空港に立っていました。
(なんも下調べせずに行きました)
バックパックひとつ、頼れるのはGoogle翻訳と自分の勘。
そんなソロ冒険者・飯塚ゆめと。
デリーの街はもう、五感が全部フル稼働。
音、におい、人の熱気、スパイスの香り、牛の視線。
「ようこそカオスへ」と言わんばかりに、
インドが全力で迫ってきてました。
(特に匂いは、何がとは言いませんがダントツでした。)
そんな中、事件は起きました。
屋台で飲んだ謎の甘い水?飲料に
まんまとお腹がノックアウト。
「トイレ…どこだ…今すぐに…!」
と、半分ゾンビのような顔で飛び込んだのは、
ホテルの共有トイレ。
そして、ドアを閉めた瞬間、
ガチャン。
あれ? なんか嫌な音しなかった?
……あれ、開かないんだけど???
内側から鍵が壊れて、完全に閉じ込められた僕。
Wi-Fi、圏外。
声を出しても、インド音量の街にはかき消され…。
あのときの僕の絶望度、
きっと人生のランキングでベスト3に入る。
トイレの中での時間って、あんなに長かったっけ?
人生を振り返るって、ほんとにあるんだなって、
あのときだけは、ガンダムのコックピットよりも狭いトイレが、
宇宙よりも広く感じました…。
(果てしなく絶望的って意味です。伝わってますか?笑)
50分後ぐらいに、同じ宿に泊まっていたフランス人?のお兄さんが
偶然ドア前を通り、僕の叫びに気づいてくれました。
ドア越しに
「ユーオーケー!?」と聞かれ、
「アイム…ファイン…(半泣き)」と答えた僕の情けない英語。
その後、ホテルマンがバールでドアを破壊し、
ようやく解放された僕は、
半分神に感謝しながら、タージマハルよりも美しく見えた空を見上げたの今でも覚えています。
旅の醍醐味って、
たぶんこういう“想定外”の連続。
そう思えるようになったのは、
インドのトイレでちょっとだけ悟りを開いたおかげかもしれない。
※帰国後、友人に話したら「それ絶対スピリチュアルな意味あるよ」って言われたけど、
僕はただ…ただ静かに用を足したかっただけなんです。
(インドのトイレ事情→基本紙がないところが多いです。んじゃどうやって拭くの?紙を持参するか、トイレ内にあるハンドシャワーで直接洗います。慣れたら意外と快適?笑)
ちなみにインド、めちゃくちゃ刺激的で魅力的な国ですが…男女で行くよりかは、
行くなら一人旅か、悟りを開いてからがオススメです。笑
以上!悟りを開いたゆめとでした!
飯塚 ゆめとの写メ日記
-
初インドはトイレに閉じ込められるの巻飯塚 ゆめと