もし、明日の夜中0時に地球が滅びるとしたら。
その日の夜、僕は何を食べて、どうやって過ごすんだろうと想像してみました。
正直、豪華な料理とか、有名店の何かとか、そういうのはあまり浮かびませんでした。
最後の食事に求めるのは、特別な味よりも、安心できる“記憶”のような気がします。
たぶん僕は、祖母の作るごはんが食べたいです。
からあげでも、味噌汁でも、卵焼きでもいい。
なんならインスタントラーメンでもいいんです。
家のにおいがして、懐かしい味がして、それを囲んで笑える人がいれば。
食べ終えたら、外に出て、星でも眺めながらぼーっとするかもしれません。
「この空が、あと数時間で消えるんだな」と思いながら。
できるだけ焦らずに、穏やかなままでいたいと思います。
きっと、“何を食べるか”よりも、“誰と食べるか”と“どんな心で過ごすか”のほうが、
最後の晩餐にふさわしいものを決める気がしています。
でも、できれば満腹になっていたいです。
満たされたお腹で、ちょっと眠くなりながら、
「ああ、まあ悪くなかったな」と思える夜がいいなと思います。
松井 蓮の写メ日記
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明日の夜中0時に地球が滅びる 最後の晩餐松井 蓮