高校時代、自分にはとても個性的な先生がいた。
その先生は「土質力学」という専門科目を担当していたのだが、授業の途中でよく雑学を披露し始めることがあった。
雑学と言っても、土質力学に関連した内容ではなく、突然まったく関係のない話題に飛ぶ
特に印象に残っているのは、なぜかミシシッピアカミミガメの話に脱線していった授業だ笑
授業が始まってしばらくは普通に進行していたのだが、ある瞬間、先生が「あ、そういえば」と言いながら、急にカメの生態について語り始める笑
もちろん、土質力学の教科書にはそんな話は載っていない笑
最初は少し驚いたものの、回を重ねるごとに「またか」と思うようになり、友達と目を合わせることも増えた。
私たちの間では「また先生の雑学お披露目会が始まったよ」というのが合言葉のようになっていた笑
一度雑学のお披露目会が始まると、話が止まらない。
ひどい時は、授業の半分以上がその雑学で占められることもあった。
カメの話だけでなく、先生が興味を持っている様々な動物や、趣味の話、時には学生時代の思い出話まで飛び出す始末だ(°▽°)
それらの雑学の後、先生は得意げな顔をして、まるで「どうだ面白いだろう?」とでも言いたげな表情を浮かべていた笑
しかし、自分たちにとっては、授業時間を雑学で潰されることに少し困惑していた。
もちろん、雑学自体が面白くないわけではなかった。
むしろ、普通に授業が行われるよりも、先生の雑学のほうが耳を傾けやすい瞬間もあった。
ただ、自分はその経験を通して、学校の授業というものは、先生の雑学のお披露目会をする場所ではないんだと強く感じた。
学生は、知識を身につけるために授業を受けているのであり、時にはその雑学が役立つこともあるかもしれないが、授業の本題にしっかりと向き合ってほしいと思う!
先生の雑学を楽しんでいた部分も確かにあるが、やはり授業は本来の目的に沿って進めてほしいと感じていた自分がいた。
石田シロウ
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石田 シロウの写メ日記
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No.30 学校の授業は、先生の雑学を披露する場所じゃない石田 シロウ