大体負けます。
たまたま勝つこともありますが、
次やると負けます。
負けるので、ないです。
というわけにもいかないので、
記憶を辿っていました。
振り返ってみたら、
僕は割と苦しい環境が得意なのかもしれないです。
経験のある方もいるかもしれませんが、
初めての職場で
無視されて、
冷たくされて、
怒られる。
通り際に「邪魔なんだよ。」
僕のした仕事を無言で破棄される。
(他の人に教わってやったのですが…)
「向いてないから辞めたら?」
僕も上のような環境に当たり、
しんどい人がいるなと思いながら
淡々と仕事をしていましたね。
あまりにもひどいときは
後から周りに心配されましたけど、
「大丈夫です。」と一言
言って仕事に戻る。
度々、
その人と二人きりになる機会があって、
話をするわけですが、
ある時突然、
悩みを話すのです。
「家族と上手くいっていない」と。
どうして僕に話すんだ!と思いましたが
辛くて苦しかったから
誰かに聞いてほしかったんでしょうね。
僕からしてみれば
「その性格じゃ家族の苦労が想像できます」と
言いたくても言えなかったですけど。
聞いていて確かにしんどそうでした。
言葉では家族を責めますが、
何か言った後に黙る姿は、
自分の行いを反省しているようにも見えました。
ひと通り話し終えると、
沈黙になり、
違う話題になりました。
以降、
その話を聞いたことによって
仲良くなった…
わけではないです。
相変わらず悪態はつかれました。
でも、少しは認めてくれたのか
頼ってはくれるようになりましたね。
僕も黙々と仕事に取り組んで
成長していったから
少しは認めてくれたのかなと思っています。
もちろん辞める時も悪態はつかれました。
最後ぐらい優しくしてくれよと思いましたが、
その人なりの愛情表現なんだと思っています。
近寄りたくない人でしたが、
僕にない視点を持っていたので
話を聞いていて
勉強させていただくことは多かったです。
水野 ふみの写メ日記
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No.10 これだけは誰にも負けない事水野 ふみ