日常の出来事ですが、読んでいただけたら嬉しいです。
そこは、
花がまばらに咲いていて
まだ葉っぱの多い低木の街路樹と
等間隔に植えられた高木の街路樹があり、
マンションが建ち並ぶ道でした。
日差しも風も心地よく、
ランチタイムが終わりを迎える頃、
主要な道路を外れたこともあってか
人も少なく、車も少ないようです。
静かで落ち着く。
そんなことを感じながら
駅から離れたお店へ向かうため
まっすぐ歩いていると、
50メートル先の角から
身だしなみが整っていて
穏やかそうな雰囲気の
女性が歩いて出てきました。
出てきてすぐに立ち止まると
笑みを浮かべているように見えます。
植物が好きなのだろうか。
確かに、植物を見ると癒されますよね。
女性まで40メートル
駅とは反対から出てきたが
ここら辺に住んでいる方なのだろうか。
見慣れたであろう街の植物へ目を向ける姿に
大人の余裕を感じる。
女性まで30メートル
近づいてみると気づくことがある。
もしかして植物を見ていない?
にしても、笑顔だ。
女性まで20メートル
なんとなく、目が合っている気がする。
ずっと笑顔だ。
女性まで10メートル
いや、確実に目が合っている。
その笑顔は僕に向けていたのですか!
そのまま近づくと声をかけられた。
「○○銀行はどこ?」
道を知りたかったのか!
答えると
「えっ?」と聞き返された。
声が小さかったようだ。
再度伝えると、
「ありがとう。」と言い
歩いて行った。
僕は
そこ、車道ですよ。と思いつつ、
背中を見送った。
こちらこそ
素敵な笑顔を向けていただいてありがとうございます。
水野 ふみの写メ日記
-
先日歩いていたときの出来事水野 ふみ