まずは僕の話からなんですが、
僕は人の悩みを聞くのが好きです。
すごく好きです。
僕と同じように悩みを持っていてそれを何とかしようとしている姿が好きなんですよね。
その悩みを聞いて、できる限りその人に寄り添って、時には沈黙もあったりして。
あとそういう時って、不思議と前向きな言葉が僕の頭の中に溢れ出てきて、
「僕って、こんなに前向きな人間だったんだ」
って気づかされます。
人の悩みを聞くことで新たな発見があったり、人との距離が縮まったりするし、心の奥底にある何かに触れた感覚があるんです。
ただ、悩みや弱みを打ち明けることが苦手な人ってそんなに多くないんじゃないかなって思います。
そもそも自分の弱い所を見せるなんで、弱肉強食の世界ではありえないことです。
野生動物は怪我をしていても、それを隠すことで生存確率を高めます。
怪我をしているのを天敵に知られたら、狙われやすくなるからです。
たぶん、そういう生物的な本能のせいで人も悩みを隠す傾向にあるんじゃないかなと思います。
しかし、人は動物と違って心があります(動物にも心があるという説もありますが。)。
心は複雑で時に癒しが必要となります。
癒しとは、心理的にはピンと張り詰めた心を緩和させることです。
つまり、緩めてあげる必要があるんです。
では、どうやって緩めるのか。
方法はたくさんありますが、その一つとして信頼できる人に悩みを打ち明けることは非常に効果が高いです。
悩みによって、緊張してしまっている心を打ち明けることによって解してあげるんです。
専門的には、解放とか緩和っていうんですけど、そうすることで悩んでいることを捉え直したり、自らを俯瞰的に見ることができるようになったりします。
つまり、信頼できる人に悩みを打ち明けることって、自分にとって良い効果が得られるんです。
「引かれないかな?」
「自分の話をして相手はつまらなくないかな?」
みたいな不安もあると思います。
でも、そんな人の為に、僕たちセラピストは存在しているんだと思います。
そもそもセラピストの語源は、「セラピー=癒し」です。
僕たちは、人を癒すために存在しています。
身体的にも精神的にも。
だからこそ、僕たちを信頼してもらえるのであれば、どんな悩みでも寄り添いたいですし、引くなんてことはありません。
僕に関して言えば、悩みを聞くことが好きですし。
もちろん不安もあるかもしれませんが、もし癒されたいって思ったら、思いきって打ち明けてみていいと思います。
打ち明けてみてどうなるかなんて分かりません。
でも、きっと新しい何かが見つかるはずだと思います。
だから、何か悩んでいたら、僕じゃなくても信頼できる誰かにぜひ打ち明けてみてほしいです。
2024年9月小栗夕
小栗 夕の写メ日記
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悩みを人に打ち明けられますか?小栗 夕