本は人に勧めるよりも
勧められる方が好きかもしれないです。
子どもの頃はあまり本を読むタイプではなく、
大人になって、
周りに勧められる本を読んでいくうちに、
本を読むのもだんだん好きになっていきました。
友達が「この本いいよ」って勧めてくれる時って、
その人にとってそれがいい本だったというだけでなく、
僕という人間を見て、
読んだらきっと好きになるよ、
とか、
何か刺さるものがあったり、
変化のきっかけになるって思ってくれたから
勧めてくれるんだと思うんですよね。
だから僕はある程度の信頼関係ができた友人から勧められた本は、
できるだけ時間を取って読むようにしています。
それで「読まなきゃよかった」って思ったことは今まで一度もないかな。
なので残念ながら、ここに書ける「おすすめの本」はありません。
あなたがどんな人か、まだわからないから。
誰が読んでも面白い本って、
結局あまり面白くないんじゃないかなっていう。
あなたがどんな人で、
どんなことに興味があるのか知ってから、
あぁそれならあの本いいかもね、
って、おすすめしてあげたい。
と、ここで終わっちゃってもいいんですけど、
僕の写メ日記のリンクを開いて、
ここまで読んでくださっている時点で
あなたがどんな人か、少しは絞れているとも言えますね。
僕の毎日の文章をちょっとでも面白いと思ってくれているあなたにおすすめの本、あります(あるんかい←)
こないだの日記(No.54 大事な物とそうでない物の違い)で
千葉雅也さんの『センスの哲学』という本を読み途中、という風に書いたんですが、
同じ著者の『勉強の哲学 来たるべきバカのために』という本がとってもおすすめです。
遡れば2017年に出た本で、この本が売れたことで千葉雅也さんも一躍有名になりました。
読みやすいのに、いつの間にか思考の柔らかく深いところがぐにゃぐにゃになっていく感覚。
日本語の文章を読んでいるだけなのに、言語そのものが揺らぐような感触。
こういう読書体験があるのかー!と、当時の僕にとっても衝撃でした。
近著の『センスの哲学』に比べるとやや硬いところもあるかもしれませんが、
自分の考え方を変えたい!深めたい!ぶち壊したい!と少しでも思ったことのある方には
とってもおすすめできる本です。
でも僕はね、
あなたのおすすめの方が気になっているんです。
ではでは、
ふゆきでした( ´◡‿ゝ◡`)
中原 ふゆきの写メ日記
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No.66 おすすめの本中原 ふゆき