無人島にはこれ一つだけ。
村上春樹の小説を持っていこうと思います。
村上春樹の本ってね、難解なんですよ。正直何を言ってるか分からない。。。と感じることもあります。
無人島って、何もなくて暇だと思うので、暇だからこそゆっくりと村上春樹の物語を読み解けると思うんですよね!!
僕は大学生の頃、一時期狂ったように村上春樹を読み漁っていました。でも社会人になってから久しぶりに村上春樹を読もうとしたら、なんだかイライラしてきてしまって、結局まともに読めませんでした。
学生の頃は、掃いて捨てるほど時間が有り余っていたし、三日三晩本を読み耽っていても別に平気でいられました。
だけど、社会人だとそうはいかない。
次の日は早く起きなきゃいけないかもだし、仕事の準備とかもあるだろうし、家のこととかいろいろやらなきゃいけなかったりします。本を読んでいても頭の中は他のことがよぎったりして集中もできない。
そんな忙しいときに村上春樹を読もうしたら、なんならイライラしちゃう。
村上春樹の本って、そういう類いのものなんです。やれやれ。
でもでもでもでも!!!!!
無人島では時間が有り余ってる!!!!
朝も昼も夜も、本だけ読んでいればいいのさ!
誰になんと言われることもない!
焦らずじっくりとページを読み進めればいい!!
村上春樹、最高だぜ!!!
そして無人島初日の夜を迎えた山田。
寝床もなければ、飯もない。水もない。
もちろんあたりは真っ暗闇。火も起こしていない。こんな状況で本なんか読めるわけもなく。。。
無人島舐めてたぜキランッ^_−☆
ということで、結局無人島に村上春樹を持っていくのは得策ではないようなので、諦めて村上春樹の話をします。
僕が好きなのは『羊をめぐる冒険』『ノルウェイの森』『パン屋再襲撃』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』などなど、ここら辺が好きですね。
彼の長編小説は、比喩表現がどれもウィットに富んでいるから、どこから読み直しても面白いんです。なんなら最近は適当にページをめくってつまみ読みしているくらいです。
例えば、
「世界中のジャングルの虎が溶けてバターになってしまうくらい好きだ」(ノルウェイの森)
これは彼の比喩表現の中でも有名なものだと思います。
世界中のジャングルの虎を溶かすほどの愛って、ある意味とってもロマンチックですよね。
彼は海外生活が長いひとなので、正直よく分からない表現もありますが、その都度調べてみると新しい発見があったりして、丁寧に読めば読むほど面白いんです。
ということで是非皆さんも、暇なときは村上春樹を読んでみてくださいな!
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山田 えいとの写メ日記
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No.52 無人島にひとつだけ持っていくとしたら山田 えいと