僕らは「普通の人」であろうとする。
「こんな私は変かな?」
「みんなはどうしてるのかな?」
「僕だけおかしくないかな?」
こんな不安を感じることがきっとあると思う。
僕らは、「みんな一人ひとり違っている」と頭では気づいているのに、
「普通」なんてものは存在しないとわかっているのに、
なぜか自分だけはみんなと同じであろうとする。普通であろうとする。
普通の人として周囲に溶け込もうとすることで、変な人に対して不寛容な社会から自分を守ろうとしているのか。
もしくは特に意識はしていないかもしれない。
小さい頃から僕たちは目立たないように生きてきたし、もしかすると、そうするように育てられてきたのかもしれない。
もちろんそれは何も間違ったことではないし、誰から非難されることでもない。
でも、今日はあえてそこから飛び出してみよう。
「普通の人」であろうとするのではなく、
「変な人」になってみる。
するとその瞬間、僕らは不思議なくらい自由になれるんだ。
身体がふと軽くなる。
これまで神経質なほどに人目を気にしていたのに、開き直って変な人になってみた瞬間、僕らは僕ら自身を肯定できるんだ。
例えば、小さなことから考えてみる。
街を歩きながら鼻歌を歌ってみよう。
普段なら人とすれ違う時は、「変な人と思われそう」「なんとなく恥ずかしいから」といって鼻歌をやめてしまう。
でも考えてみれば、あなたの鼻歌を否定するやつなんていない。
誰もあなたの鼻歌を咎めることなんてできないんだ!!
ならば歌おう!!歌いたいなら歌えばいい!!
街中を歩きながら上機嫌で歌えばいいじゃないか!
前から人が歩いてこようとも気にせず歌い続けるんだ!!
誰にもあなたの歌をやめさせることはできない。
そう考えると、何においてもそう思えてくる。
誰かに迷惑をかけない限りは好きなようにすればいいんだ。ってね。
推したい人を推せばいいし、誰からも理解されなくても好きな趣味に没頭したらいいし、やりたい仕事があるなら飛び込んでみたらいい。
顔の見えない誰かの目を気にするよりも、思いっきりやってみたい。
周りからは「変な人」って思われることもあるかもしれないけど、僕はやりたいことをやってるあなたを尊敬する。
女風だってそうかな?
もちろん、女風に行きたくてもいろんな理由があって行けない人もいるだろうし、
これまでいろんな方のいろんなお話を聞かせてもらってきたから、そんな簡単なことじゃないってことも分かってる。
ただ、これだけは言えることがあって、
街中で鼻歌を歌うあなたを誰も否定しないように、勇気を出して女風に飛び込むあなたを誰も否定はしない。
少なくとも、僕は絶対に否定しない。
それが言いたかっただけです。
おしり。
……あ、おわり。
山田 えいとの写メ日記
-
「変な人」のすゝめ山田 えいと