秋は中洲、やうやう白くなりゆく豚骨スープ、すこし啜りて。
23時にらーめんを食べるという罪悪感に襲われ、頭がおかしくなった僕の脳内では、清少納言が博多らーめんを美味しそうに啜っていた。
ということで行ってきました!!
中洲の屋台通り!!!!
涼しい風、繁華街のネオンが反射する川面、浮かれてる人々、浮かれてる空気、浮かれてる俺。
そして屋台。完璧だ。
煌々と光る剥き出しの白熱電球が、狭狭とした店内を明るく照らしている。老若男女が肩を並べてひしめき合っている…!!!!(←絶対表現間違ってる)
なんだこの異様な光景は!!
東京では見たことない局所的人口密度の高さ。熱気がすごい。どの屋台も人気がある。活気がある。
僕が選んだのは、「ひでちゃん
ラーメン」という屋台。屋台裏には、ウェイターの仕事をする女性スタッフが1人。男性スタッフが3人。その中でも一際目力のある長身強面のおじさんがいた。おそらく彼が「ひでちゃん」なのだろう。
僕は「博多豚骨らーめん」をひとつ注文した。博多に来るからには博多ラーメンを食べずして一体なにを食べると言うのですか!!と脳内の清少納言が申しております。
もし今夜、ラーメンを食べずに眠ろうものなら、僕の1日は一生終わらないことになってしまうだろう。博多出張の初日に博多ラーメンを食べることは、もはや儀式的だ。と脳内の清少納言が申しております。
はい。とまあそんなこんなで無事に注文完了して、席に座った。もちろん両隣にも別のお客さんがいた。そうだ。僕もひしめき合っていた人たちの1人になったのだ!!嬉しい!
座席から厨房が見える。そして、ぼくの目の前には、ひでちゃんと思しき長身強面おじさんがいる。目力がすごい。こわい。
こわそうな人だな〜と思ってみてたら、ひでちゃんと思しき長身強面おじさんが「はい、らーめん」と言ってラーメンを出してくれた。
「お兄ちゃん、レンゲいる?」
「あ、ほしいです。」
「おっきいのと、ちっちゃいのどっちがいい?」
(ん…?よく分からんが、夢はでっかく、レンゲもとりあえずでっかくだ!!)
「大きい方でお願いします」
すると、ひでちゃんと思しき以下省略は、「はいよ」と言って、麺を茹でるために使うであろう巨大な銀色のオタマを持ってきた。
そして「あははは、冗談」
普通のレンゲをくれた。
なにこのお店!!!
すごい良い!!!!
なんかすごい好き!!!
ひでちゃんと思しき以下省略、すごい好き!!
楽しい!!しかも美味しい!!普通にラーメンも美味しい!キクラゲしゃきしゃきだし、スープはもちろん美味しいし、麺もかためだし。文句なしの絶品ラーメンでした。
いろいろ調べたけど、博多にはギルティなものがたくさんあるようです。
23時のひでちゃんラーメンが、僕のギルティ博多出張の幕開けとなった。
山田 えいとの写メ日記
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[ギルティ博多日誌]23時のギルティらーめん山田 えいと