【山崎12年の呑み方を人生の先輩に教わった】- 山田 えいと(Un moment pour toi)- 性感マッサージ

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山田 えいとの写メ日記

山田 えいと

山田 えいと  (25)

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  • 山崎12年の呑み方を人生の先輩に教わった
    山田 えいと
    山崎12年の呑み方を人生の先輩に教わった

    この前、親友と赤提灯横丁みたいなところで飲んだ。





    カウンター席で、僕たちはビール片手にきゅうりと焼き鳥をつまんでいた。





    これまでの話とこれからの話をした。



    懐かしい話もできるし、将来の夢の話もできる。



    そんな友達って、貴重だなと思う。





    僕たちは恥ずかしげもなく、夢を語り合った。







    しばらく飲んでから、僕らは「ウイスキーをロックで飲もうぜ」という話になった。多分、少し背伸びしたい気分になったんだろう。





    僕たちがメニューを眺めていると、厨房に立っていた大きなおじさんが話しかけてきた。





    「山崎はいいぞ。特に12年は全然違う。」





    「ブラックニッカよりも美味しいですか?」





    「あぁぁんん?!全然ちげぇよ!居酒屋行って、ブラックニッカが出てきたら、俺だったら暴れるね」







    ほほう。そんなに言うなら呑んでみようじゃないか。山崎12年とやらを。





    「じゃあロックで、2杯お願いします」







    僕たちの前に2つのグラスが置かれた。大きな丸い氷がひとつ。そこにウィスキーが注がれた。氷がキラキラ光る。氷がピキッと割れる音がする。





    さっそく呑もうとグラスに口をつけると、





    「おおっと、ちょっと待った!お兄さん目を瞑って呑んでごらん。こういう良い酒は目を瞑って呑むもんだ。」





    ほほう。そういうものなのか。





    それならと、僕らはふたりして目を瞑って静かに味わった。





    ゴクリ。





    そして神妙な顔をして「うまい」と言った。いや、言っておいた。というのが正しいかもしれない。





    正直、僕の舌はアホなので、違いはよく分からない。でもとりあえず呑みやすいのは間違いないし、美味しいのも間違いなかった。





    ふと、横を向いて相方の顔を見てみたが、僕と同じ「神妙な」顔をしていたので、思わず吹き出しそうになってしまった。あぶないあぶない、大切な山崎を吹き出す訳にはいかない。







    「どうだい?やっぱり良い酒はうまいか?」





    「はい!美味しいです!なんだか大人になった気分です。」





    「はっはっは、それは良かった。」







    おじさんは優しい目で笑った。




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