優しさとは、閉店前にコロッケをひとつおまけしてくれた精肉店のおじちゃん。
優しさとは、バスの中で泣き出した赤ちゃんに向かって戯けてみせた高校生たち。
優しさとは、不真面目だった僕を本気で叱ってくれた担任の先生。
優しさとは、いつも盛り付けが綺麗な方の器を僕の方に出してくれた母。
優しさとは、帰省するたびに握手を求めてくれる背中の丸まった僕のばあちゃん。
毎日に疲れ切っていると、世界は悪意に満ちているように感じることもあるけれど、ほっと一息ついて思い直してみると、意外といるじゃん。優しい人。優しさの権化みたいな人。
山田 えいとの写メ日記
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No.124 優しさとは山田 えいと