こんばんは!蓮です!
この間ふと、魅力ってなんだろうと考えたことがありました
答えとしては、客観的に見たその人の強い部分こそ魅力ではないでしょうか?
人にはそれぞれ、こういう人が魅力的という理想像がありますよね
外見的な魅力なら一目見て伝わりますが、内面的な魅力は伝わりにくいですよね
僕の中で魅力ときいて思い出すのは学生時代に読んだ谷崎潤一郎の小説で「魔術師」という作品です
あらすじとしては
巷で有名な魔術師は、女性が見ると素敵な男性に、男性が見ると素敵な女性に見えるらしく、虜になった人々は毎晩見に行かずにはいられなくなるらしい。
その噂をきいたあるカップルの彼女は、試しに自分の彼氏が魔術師に魅了されないかを確認しに行くことにしました。
主人公である彼氏はその魔術師の魅力に負けることなく彼女を愛し続けられるのかという話です
※以下ネタバレになりますのでご興味のある方はここで読むのをお辞めください
結果として、彼氏は魔術師の美貌に負けてしまい自ら魔術師の魔術にかけられたいと願ってしまいます
彼女は魔術師の魅力に負けてしまったことを泣きながら悔しがってしまいます
僕は本を初めて読んだ時に面白いと同時に鳥肌が立ったのを覚えています。
魅力という魔力の前にはこんなにも人は無力なのかと学びました
谷崎文学はマゾ文学とよく言われますが、魔術師に魅了され自ら魔術にかけられたいと服従する様はまさにマゾヒスティックを著しています
普通の小説では物足りない方は是非ご一読ください
蓮の写メ日記
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魅力という魔力蓮