みなさまこんばんは
生きること おつかれさまです
岡山萬天堂の葉です
ずっと見たかった映画が観れたので感想日記。
※ネタバレを含みます。ごめんなさい。
役所広司さんが演じる主人公の平山さんはTHE TOKYO TOILETの清掃員。
さっそく余談だけど、このトイレPJ自体もすごく面白くて、有名な建築家やデザイナーが東京のいろんなところで公衆トイレをデザインしているの。
個人的には恵比寿公園のトイレが好き。
コンクリートの型枠やパネルを組み合わせた様な造りがカッコいいの。うん、すごくいい。
映画の話に戻ります。
結論からいうとすごくすごくよかった。
平山さんの生き方を描いた映画。
決まった時間に起き、ルーティンをこなし、仕事へ向かう。カセットテープから流れる音楽は彼の日常に彩りを加える。
少しのストレスも少しの幸せで相殺でき、木漏れ日や水や木々の影、さざめき、そんな自然に触れることで心を穏やかにできる人。仕事が終わると、自転車で銭湯へ行き居酒屋で晩酌、本を読みながら寝落ちする日々。
独り身で自由気ままにみえるけど彼には過去の闇がある気がした。そこまで深く描かれているわけじゃないけど、今の彼の生き方にたどり着くまでにはそれなりの出来事があったはずだ。
姪っ子とのシーン。
『今度は今度、今は今』と2人で歌っているシーンは、平山さんの生き方を表している言葉なんだと思う。
淡々と日々を過ごす。だから今度は今度なだけで今は今という、浅そうで深い言葉。
刺激的な日はあまりないのかもしれない。
それでも生きて行く。
自分に正直に。
人から生きる世界が違うと言われようと、自分の世界は自分だけのものだし守る価値がある生き方に思えたら、それを幸せと呼んでいいんじゃないか?
人と比べることのない幸せ。いいねやフォロワーの数に左右されない自分だけの幸せ。
うーん。よかった。
柄本時生のクズ感も素晴らしかった。
おしまい
葉の写メ日記
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PERFECT DAYS葉