皆様、こんにちは。
望月 悠です。
今回は「座右の銘〜Part2〜」ということで、
僕の愛読書『五輪書』から、
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
という言葉をご紹介できたらなと思います。
まず最初に。
これ、誰の言葉かというと――
そう、剣豪・宮本武蔵の言葉です。
武蔵が晩年、
自らの命の終わりを悟って、
熊本のとある洞窟で書き記した兵法指南書。
それが『五輪書』なんです。
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映画やゲーム、アニメなど、
さまざまな作品で描かれている宮本武蔵。
五輪書には、
「13歳から29歳までに、約60回の勝負で一度も負けなかった」
といった記述があります(※諸説あり)。
……マジか、ってなりますよね。
でも、そこには続きがあって。
「たまたま理にかなっていたか、相手が弱かったにすぎない」
と書いてあるんです。
つまり武蔵自身は、
勝ってきたことに驕るどころか、
もっと高みを目指して朝から晩まで稽古に励み、
“鍛錬”を重ね続けた。
そして50歳頃、ようやく
「兵法の道にかなうようになった」と。
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僕は思うんです。
武蔵が言う「鍛錬」って、きっと武芸だけじゃなくて、
すべての道に通じることなんじゃないかって。
そこで思い出してほしいのが、冒頭の言葉。
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
——少し難しく聞こえるけど、僕なりに解釈すると、
「続けていくことで、自分の中に“本物”が育っていく」ということなんじゃないかなと。
毎日がうまくいくわけじゃないし、
何かがすぐに報われるわけでもない。
だけど、どんなに小さなことでも
ひとつひとつ積み重ねていくことが、
きっといつか、自分の力になる。
無理に頑張らなくてもいい。
歩くペースは人それぞれでいい。
ゆっくりでも、自分なりに前に進めていたら、
それだけで十分なんじゃないかと思います。
だって――
あの武蔵ですら、この境地に至るのに約30年かかったんだから。
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もし今、なにかに向き合ってるあなたがいたら、
その静かな努力を、僕はちゃんと見ていたいなと思います。
そして僕もまた、自分の道を丁寧に歩んでいきたい。
長くなっちゃったけど、今日はこのへんで。
オタク特有の早口長文、出ちゃいました笑
でも、すこしでも誰かの心に届いたらうれしいです。
またね。
望月 悠
望月 悠の写メ日記
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座右の銘~Part2~望月 悠