皆さんも、何故か記憶に残ってる出来事ってあると思うんだけど、
まだ焚き火などの火を使う事が寛容だった時代の話しで、山奥の新築の現場に行った時の話し。
少し寒くなってきたら、現場仕事の職人達は枝を集めて焚き火を囲んで昼休憩するんだけど、その日は秋風に吹かれた栗が地面に落ちていたんだよね。あのイガイガのままの栗。
「栗ありましたよ〜」なんて言って袋に詰めて持っていくと、近くにあった空き缶の上部を工具でくり抜き、穴を開けて針金を通し簡易的なヤグラみたいなのを枝で作り、イガイガから取り出した栗を空き缶につめ、水を入れ飯盒(はんごう)みたいに吊るして火をかけ煮詰める。
空き缶など、すぐに加工してしまうのはさすが職人。
馬鹿話に花を咲かせていたら、「そろそろいいかなー」なんて言いながらほくほくの栗ができていた。
馬鹿話しながらみんなでサッと作った装置で出来上がった栗は、とても美味しくて今でもあの時の記憶を思いだす。どんな仕事だったかな?とか全然記憶にないけど、あの栗の味だけは思いだすから不思議‼︎
無駄だと思う事や、遠回りだと思う事も自分の記憶に残る事だったら価値がある事だよね?!また、あの栗を食べる日が来ます様に笑
今週末大阪に行きます✨よろしくお願いします
藍之介の写メ日記
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秋になったら思い出すあの?栗の話し藍之介