「女性向け風俗を利用する女性が増えるワケ」女風ユーザーさんに聞きました!

「女性向け風俗を利用する女性が増えるワケ」女風ユーザーさんに聞きました!

先日、週刊プレイボーイ誌上で「女性向け風俗で働く男が増えるワケ」について特集記事が掲載され、それと同時にkaikan史上でもその裏話に触れてプチ反響がありました。

では一方で、「女性向け風俗を利用する女性が増えるワケ」についてはどうなのでしょうか?女性向け風俗を利用するユーザーさん達に聞きました。
 

“彼氏ともセフレとのセックスでも一回もイッたことがない”という、女風歴2年ほどになるフリーターのY子さんは言います。

 

「男は極端な話、挿入してピストンすれば発射できるじゃないですか? でも女はいくら入れて擦ったところで気分がノッてなければイカないんですよ。だから私は不完全燃焼なセックスをしてしまった時ほど、女風を使いたくなります。この前はセフレとセックスした後、オキニのセラピストを呼んでしまいました」

 

なんとなくイキきれなかった時に利用してモヤモヤを解消する。そんな利用法も当然あるのでしょう。一方で快楽だけでなく“生活する上で欠かせない”ほど女風が重要な役割を果たしている方もいるようです。高校受験を控える娘と大学受験を控える息子を持つIさんの場合は…?

 

「平日は仕事が終わり次第、すぐさま帰宅し子供達の食事を用意します。ただでさえ不安を感じるこのご時世での受験は平常時以上の鬱憤が溜まるようで、毎日のように子供達の不平不満を一身に受けるサンドバック状態です。そんな大変な時期に、ワケあって夫とは別居中で夫には子供のことで相談ができない状況です。そんな中、私の唯一の息抜きが女風です。幸い、経済的には余裕があることだけが救いで、私には必要なメンテナンスということで女風は月2回利用というペースですね」

 

Iさんは「普段、自分のことは後回しで子供達のあらゆることに気遣う生活だからこそ、私の気分を良くしてくれるためだけに時間はもちろん神経と気と体を使ってくれるセラピさんとの女風の時間は、私には欠かせない癒しとなっているのです」と言います。さらに「女風はいずれ卒業するものだと思います。でも人生に何度も訪れないだろう正念場を乗り越える、やり過ごすためには私にとってはかけがえのないものです」とも。

 

また、IT企業のエンジニアのチームリーダーとして働き、社内でのポジションもしっかり持ち、女風歴1年になるという Uさんは女風ユーザーが増える理由をこう解説します。

 

「ありきたりな回答かもしれませんが、結婚、出産しても働き続ける女性が増えたことが一つの理由じゃないでしょうか。今はもう「寿退職」なんて死語ですよね。経済的に自立すると精神的にも自立します。自立するとパートナーの不満に対し我慢して耐えるだけでなく、自分でなんとか解決しようとする女性が自然に増えたのではないでしょうか。

 

その解決の一つが女風なんだと思います。とくに既婚女性はリスクを少なく遊びたい。素人の男性よりプロの男性の方が後腐れがなくていいと思うので、女風に行く人が多いのではないでしょうか。このあたりは既婚男性が風俗を利用するのと同じ理由ではないかと思います。

 

また、昨今ではテレビやウェブの記事でも“女性向け風俗”のワードをよく目にするようになったのも「あ、結構使ってる女性いるんだ。じゃあ私も使ってみようかな」という女性同士の連帯感もあると思うんです。Twitterでユーザー同士が仲良くしてるのもその連帯感からくるものだと思います」

 

では実際に風俗業界に関わるプロ側から見て、女性向け風俗ユーザーが増えるワケをどう見ているかというと? 男性向け風俗店で働く風俗嬢の講師として働く、あやか氏は言います。

 

「実は私自身も何回か利用しました。とにかく感じたのはコスパの良さ(笑)。1時間1万円程度で自分だけに時間を使い、気持ちよくさせようと心血注いでくれるセラピストを買えるということに驚きましたね。正直、ホストにハマるよりもお金もかからなければセラピを独り占めできるしで、最高のコスパだと思いますよ。

 

マッサージの技術は、正直言うとセラピストによってレベルの高低差や当たり外れは激しいです。でも性感マッサージにおいては大手店であればさほどレベルの違いも当たり外れもないように思いました。Twitter上でもホストに見切りをつけて女風に切り替えたというユーザーのツイートも目にするし、なにより“自粛明けで初女風利用しました”というツイートも数多く見ました。おそらくコロナ自粛後の解放感から、勇気を出して一歩踏み出したユーザーさんは多いのではないでしょうか?」

 

あやか氏によれば、女風界に新たな動きがありそうだ、と言います。

 

「実は私が講習で伺う大手の男性向け風俗グループ店でも“女性向け風俗店を初めてみようか”と検討する店が増えています。コロナ禍において感染リスクを背負ってまで風俗店に足を踏み入れる男性客は激減しましたが、女性向け風俗店では推しのセラピを助けるために予約する女性もいて、むしろ6月は開店以来の予約件数が入った店もあると聞きます。だからこそ男性向け風俗店も女性向け風俗店を始めたいと思うようです。大手男性向け風俗グループが女性向け業界に加わったら、女風界にも新たな風が吹きそうです」


どんな事業が女風に初参戦するとしても、女性にとってより良いサービスになって、もっとたくさんの女風ユーザーが増えて、彼女らの人生に彩を添えることができたのなら。そう願うばかりです。

 

 

 

この記事を書いたライター

momo1977

河合桃子

フリーライター歴20年、主に男性週刊誌を主戦場に“女性の性”を追いかけてきました。とはいえフリーなのでファッションやグルメ、広く関わりつつすぐやる課をモットーにしております。働くシングルマザー“マン”として同じシングル女性も元気にしたーい*\(^-^)/* 今まさにキテる女性向けを盛り上げたいです

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