”コロハラ”ダメ絶対! 過度な不安は抱かずにラブなセラピとの甘いひとときを 

”コロハラ”ダメ絶対! 過度な不安は抱かずにラブなセラピとの甘いひとときを 

3月6日のロイター通信の発表によれば、新型コロナウイルス感染者数は全世界で10万人を突破。中国での感染ペースは鈍化を辿るなか、イタリアやイラン、韓国などでの感染拡大が際立っています。

一方の日本国内の感染確認者数は1114人(クルーズ船内の感染者含む。3月6日、厚労省発表)。

イベントやコンサートに映画、商業施設も中止や休業宣言をするなか、男女の超濃厚接触が繰り広げられる風俗業界はどのような影響を受けているのでしょうか?

まずは男性向け風俗の状況について、最近、男性向けウェブ「風俗じゃぱん」内に復活した伝説の風俗雑誌『俺の旅』の生駒明編集長に聞きました。

「男性向け風俗で働く風俗嬢たちはほとんどが本業であるため、まさに大打撃を受けています。特にソープランドや箱ヘル(店舗型ヘルス)などは室内感染を恐れ予約が続々とキャンセルになり、さらに嬢によっては予約が入らず大きな損害を受けています。その流れを受け、高級ソープとデリヘルを経営する福岡のエスペランサグループは「サービス料金をほぼ半額で提供する」と発表。お店の経営よりもまずは女の子やスタッフの生活を守りたいと決死の策とも言える作戦に乗り出しました」




高級ソープ嬢で働く現役嬢によると
「2月後半から全く予定が立たない状況です、指名のお客さんを持ってない子は悲惨だと思います。私も連絡待ちのお客様が数名いて、本当に先行き不透明な状態で、不安です」

また、人気デリヘル嬢にも話を聞くと
「都内の一般のお客様で利用を控えている感覚はあまりありませんが、出張のお客様や医療関係のお客様からのキャンセルが相次いでいます。それにホテルより自宅に来てほしいという要望も増えました。通常では前日までに予約完売しているところが当日に埋まるという状況です。3月前半のキャンセルが後半にリスケされているので、3月いっぱいで騒動が終息を迎えて欲しいなと思っています」 

 

施術前後の手洗いうがいはもちろん毎日検温し体調管理するセラピが急増

ではここからは、女性向け風俗の経営者や現役セラピスト達に伺った話をまとめます。

まず話を伺ったのは、都内や地方で性感マッサージを経営するAさん。

――今回の騒動でどのような影響が出ているでしょうか。

A「女性向け風俗には地方から目当てのセラピストに会いに行くっていう、ありがたい文化があります。都内店舗を目指して北は北海道、南は沖縄から、わざわざ足を運んで下さるお客様がいらっしゃるのです。そういった方々からのキャンセルが数件続いていますね」

――なるほど、それはなぜでしょうか。

A「仮にコロナに感染した際、今は足取り報告が必須となるので、ご家庭がある方などは足取りが明るみになることを恐れてキャンセルされているケースが多いようです。また、女性向け風俗を利用される方は舞台やコンサートが好きな方も多く、それらが各地で中止になっている兼ね合いで足が遠のいているようですね」

――では地方から都内への遠征のお客さん以外は安定して予約が入っている状況ですか?

A「そうですね。地方のお客様以外は1、2ヶ月前から予約を楽しみにして下さっている方が多いので、そこまで予約状況に変化がありません」

 

――男性向け風俗では半額キャンペーンなども行なっていますが、女性向けではそのようなキャンペーンを行う予定は?

A「女性向け風俗で働くセラピストは、男性向け風俗と違って今日明日稼がなければ生活できない方はほとんどいません。本業あっての副業としてセラピストをしている方が多いのです。また、本業だとしても稼働している子は1ヶ月2ヶ月前から予約が埋まっているので、特にキャンペーンは予定していません」

 

――ではセラピスト個人でとても困っているという方はあまりいなさそうでしょうか。

A「そうですね。指名のお客様を持っている方にはなんの影響もないのではないかと思います。女性向け風俗はフリーという頼み方が圧倒的に少ないという特色があります。おそらく全体の90%がリピートする方が多いと思います。なので地方に太客のいるセラピ以外はほぼ問題ないのでは」

 

――ではセラピストに徹底している衛生健康管理はなんでしょうか。

A「厚労省から出ている、当たり前のうがい手洗いは当然のように行なうように言っていますが、店から何も言わなくても検温を徹底しているセラピストは多いですね」

 

また、ある店舗で働く人気セラピストUさんにも状況を伺いました。

 

――大変な日々が続きますが、予約状況などに変化はありますか?

U「おかげさまで今のところ影響はありません。もともと商売上、2月は閑散期に入るものなので、去年から対策をしてお客様への営業活動を行なっていました。そこに突然やってきたコロナ騒動もあまり影響を受けずに忙しく乗り越えることができています」

 

――さすが人気セラピは先見の明が。お客様からは騒動の不安の声が上がっていますか?

U「そうですね、この不安の時期をひとりで過ごしたくない、なんとなく不安を話したいとか、現実の問題から一瞬だけでも解放されたという理由からか、利用者は変わらずいらっしゃいます。キャンセルについても、地方からいらっしゃるご予定だった方からの1~2件ほどで、これもまあ他の時期でもあるものです」

 

――複数のお客様と濃厚接触するサービス業だからこそ、気をつけていることは?

U「移動中のマスクは当然着用、室内に入ったらまず手洗いとうがい、なるべく接触はシャワーの後にするようにしております。この辺りは普段から心がけている性感染症予防と同じです。除菌シートやスプレーも持参しています。あとは自分自身は疲れを溜めたり免疫力が下がるようなことを避け、ジム通いも続けて体をいい状態に保つのは意識してます」

では医療関係者はこの時期の風俗利用についてどんなご意見かというと…? 

高須クリニックの名古屋院院長で美容整形外科医の高須幹弥氏が、自身のYouTubeチャンネルで2月21日に投稿した「新型コロナウィルスはセックスで感染しますか?恋人とHするときの注意点について」という動画で詳しく話しています。そこでは「男女のセックスは室内を共にする濃厚接触以上の“超濃厚接触”であると言えます。相手が感染者だった場合は高確率で感染するでしょう」「風俗嬢の場合は不特定多数の方を毎日相手にしているため当然ながら室内もウイルスで汚染されている場合もあるし、今のシーズンに利用することは感染確率を上げるでしょう」などとした上で、超濃厚接触をする前にすべ注意点を述べています。
https://www.youtube.com/watch?v=x0QN0xqZ3sA&t=24s


●シャワーなどを浴びる前のキスや除菌前の手指で唇周りに触れない

●ウイルスは衣服や髪、手指はもちろん顔などいたるところに付着する。接触前には髪も顔も全て洗うこと

●洗う際にはお湯で流すだけでなく石鹸やソープを使うこと

ここまで厳重に洗ったり過敏になると、ムードもなにもあったものではありませんが、一応は意識していると良いと思います。

あいかわらずトイレットペーパーや生理用品は地域によって品薄状態が続き、職場では咳やくしゃみをした者に謝罪要求をする“コロハラ”なる状況も生じているようです。一人一人が万全の健康対策をし、平常心と節度のある行動で日々を過ごすことで、この困難を乗り越えることができるのです。

どうしても気になるお客様は、写メ日記で検温の状況を投稿しているセラピや、日々の健康管理の状況を投稿しているセラピも数多くいらっしゃいます。この機会に、そんなセラピを初指名してみたりというのも良いかもしれませんね。

 

この記事を書いたライター

momo1977

河合桃子

フリーライター歴20年、主に男性週刊誌を主戦場に“女性の性”を追いかけてきました。とはいえフリーなのでファッションやグルメ、広く関わりつつすぐやる課をモットーにしております。働くシングルマザー“マン”として同じシングル女性も元気にしたーい*\(^-^)/* 今まさにキテる女性向けを盛り上げたいです



オススメ記事