
全ての男女のお股と心のお守りになる! “性のモヤモヤを解消する”WEBサイト「セイシル」をTENGAヘルスケアが開設!
1.
評価の高かった記事3選
1-1.
「安全なセックスってないの?」という疑問に産婦人科医の遠見才希子先生が回答
1-2.
「女子は一週間にどれくらいオナニーしますか?」という疑問に産婦人科医の早乙女智子先生や助産師のヤオミさんが回答
1-3.
「スマホを勝手に見る彼女に困っています」という疑問に日本思春期学会の宮崎豊久さんが回答
2.
TENGAヘルスケアの女性広報・本井はるさんへのインタビュー
男女向けオナニーグッズを発売する株式会社TENGA。2005年に男性向けTENGAを発売し、オナニーグッズなのにスタイリッシュなデザイン、他製品の追随を許さない最適な機能性で不動の人気を誇り、2013年に姉妹ブランドで女性向けirohaシリーズを発売。
そんなTENGAのグループ会社であるTENGAヘルスケアが、中学、高校生向けの性に関するお悩みに対する適切な知識を身につけるためのサイトであり性のモヤモヤを解消するための『セイシル』をオープンしました。
サイトを見てみると、中高生向けとはいえ私たち成人女性にとっても、性感染症のことやオナニーのこと、避妊や多様な性に関することまで、知っているようで知らなかった、知ってるつもりになっていた情報が満載で、とても見応え十分なサイトなのです。
このサイトは皆さんの恋愛や性生活のちょっとしたモヤモヤを解消したり、それらをより良くするためのサイトとして、紹介をしたいと思います。
その素晴らしさは、なんといっても「性に関する素朴なお悩みを産婦人科医や泌尿器科医といった専門家が答えている」点です。きちんとした専門家による知識やエビデンスに基づいたサイトであるため、安心して読めるのです。
2019年12月23日段階の投稿数は40記事ほどですが、そのどれもが簡潔で読みやすく、なおかつ心の不安に寄り添った文体で、なんだか心がホッとします。
評価の高かった記事3選
なかでも評価の高かった記事を3つ紹介したいと思います。
「安全なセックスってないの?」という疑問に産婦人科医の遠見才希子先生が回答
「100%安全と言い切れるセックスは確かにありません。しかし“より安全なセックス”という考え方を持ち、避妊はコンドームよりも効果の高い子宮内避妊具や緊急避妊薬などの選択や、性感染症については検査を受けて感染の有無をチェックしたり、なにより現在のパートナーに“あなたが抱えている不安を話し合える関係性を気づくことが大事”です(文体は記事から一部抜粋しています)」と、解説しています。
「女子は一週間にどれくらいオナニーしますか?」という疑問に産婦人科医の早乙女智子先生や助産師のヤオミさんが回答
早乙女先生が「セルフプレジャー(女性がオナニーをすること)は誰にとっても大事なスキル。何歳でも、誰でも、毎日しても、いいんだよ」というお言葉が心強いです。
そしてヤオミさんも「自分の体に興味を持つことは素敵なことだと思います」と、なんだか後ろめたさを感じてしまうオナニーについて、自信を持ってしていいことなのだと答えてくれています。
「スマホを勝手に見る彼女に困っています」という疑問に日本思春期学会の宮崎豊久さんが回答
宮崎さんは「嫌な気持ちになるのはごく自然な感情だと思います」と答えた上で「なぜスマホを覗きたくなるほどの不安が彼女の心にあるのか、ゆっくりじっくり向かい合ってお話して、その不安を分かち合ってください。人と関係性を築くのは時間のかかるものです」と、当たり前のことなんだけど、とっても心に響くお言葉でやさしく解説してくれています。
このように、セックスやオナニーに関することだけでなく男女の恋愛感情や、LGBTに関する記事まで様々あり、読み応えたっぷりです。
TENGAヘルスケアの女性広報・本井はるさんへのインタビュー
今回、このサイトの広報担当を務める株式会社TENGAヘルスケアの女性広報、本井はるさんに、サイト開設に至るまでの経緯や今後の展望について伺いました。
株式会社TENGAヘルスケアの女性広報、本井はるさん
――サイトの構想はいつからあったのでしょうか?
本井はる(以下、本井) 構想は2017年からあり、具体的に動き始めたのは2018年です。性にまつわる製品を発表している会社だからこそ、性に関する質問やお悩みをいただくことが多くあり、その中で、誰かを傷つけたり、自分が傷ついたりしないために、性に関する知識は必要不可欠だと考えるようになりました。
――ターゲットを中高生に絞ったのはなぜでしょうか?
本井 大人に比べると中高生は正しい情報が得られる場所が少ない上に、インターネットでの信頼性の低い情報を見たりするケースも多いと思うため、信頼できるソースにたどり着くことが難しいと感じたからです。「寝た子を起こすな」と言いますが、やはり第二次性徴を迎え心も体も大人に移り変わる時期、性への好奇心もある思春期の早い段階で、きちんとした情報を届けることが大切だと考えています。
――サイトの内容で特にこだわった点は何でしょうか?
本井 ひとつはマスターベーションの項目を充実させたところです。男子向けだけでなく「マスターベーションを知ろう 女の子編」も用意しました。マスターベーションアイテムを扱ってきたTENGAグループならではの項目として、あまり言及されることのないマスターベーションについてしっかりと展開しました。
また、TENGAヘルスケアとしておつきあいのある思春期学会でも「マスターベーションについて子供達に教えるのが難しい。紹介できるサイトが欲しい」という声があったため、初動段階でも特に充実させたつもりです。
――ひとつのモヤモヤ投稿に対し、複数識者が回答しているのも良いと感じました。
本井 はい。生き方、セクシュアリティなどに関する答えは必ずしもひとつではありません。何人もの答えを読んで、自分にとってしっくり来るものを選べるような設計にしました。
また、ネット上の玉石混交な情報ではなく、答えている方が専門的な知識を持っているところも重要なポイントです。
――今後、どんな展開をしていくのでしょうか?
本井 まだまだ未確定で具体的なことはお伝えできないのですが…やはり中高生に届けていきたいので、性教育に携わる方や、学校の先生などと一緒にこのサイトを使った取り組みをしていけたら幸いです。
今後の投稿記事について、現在は40記事ほどですが、来年度中に100個程度まで充実させていく予定です。また、モヤモヤ投稿がある限りは拡充させていきます。
――最後に、女性向け風俗というジャンルについてどう思われますか?
本井 女性が性的な欲求を持ったり、楽しんだりすることは当たり前のことで、その方法もいろいろありますよね。その選択肢のひとつとして、女性向け風俗を楽しむ方もいらっしゃるでしょうし、ポジティブに捉えています。
信頼性のないネットの記事を見て余計に不安になるよりも、このような専門家たちが作ったサイトをひとつ知っておくと安心です。より安全で楽しいセックスライフを!
●『セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ』
https://seicil.com/
●TENGAヘルスケア