人を愛することはとても尊く、
美しいことではありますが
その反面"依存"や"憎しみ"といった
負の感情に移り変わり易いという
側面を持ちます。
即ち"愛"と"憎"は表裏一体と言えるでしょう。
「純粋に愛し、愛される」というのは
誰しもが抱く理想ですが、
現実はとても難しく
ほんの少しの濁りから、
醜く悍ましい感情へと
変化してしまうものです。
女風においても
それは顕著に現れていて、
大好きだったセラピストに
何らかの形で裏切られ、
結果それまでの愛情は
憎しみへと変わり
写真ややりとりをインターネット上に
公開してしまったり。
回数を重ねて会ううちに
本来提供するべきサービスを怠る、
いわゆる「手抜き」を
されてしまっているにも関わらず、
会うのをやめられず依存してしまう等。
女性用風俗というサービスの性質上、
サービス提供者と顧客との間に
愛が生まれやすいのは
言わずもがなですが、
金銭のやりとりを含む以上
一般的な色恋のそれよりも重く
苦しいものに変化しやすいという
性質があると思われます。
さてそれでは、
一セラピストとして
お客様を苦しめることなく
純粋で不変の愛を育むためには
どうすれば良いのか?ですが、
手抜きをしない、
回数を重ねてもマンネリさせない等は
当然なので省くとし、
まず第一に思いつくのが
『嘘をつかないこと』です。
愛情が憎しみに変わる
きっかけというのは
やはり"裏切り"によるもので、
嘘をつかず全て正直に接していれば、
そもそも裏が無いので
裏切りは生まれません。
しかしこれは、
女風セラピストとしては
100点とは言えないでしょう。
あくまでセラピストとしての
推測にはなりますが、
それはお客様の中の
おそらく大多数は、
セラピストに対し"上手な嘘"を
求めていると思われるからです。
そしてその嘘と真実の境界を
ぼかして楽しむことが
女風における「一つの醍醐味」
なのだと思います。
なのであえて正解を出すとすれば
『先を見据えて、お客様が望む嘘"を
つき続けること』ではないでしょうか。
お客様が望まない嘘は
そもそもつく必要がありませんし、
自分が貫き通せない嘘や
いつか確実にバレるような嘘も
また結果として
お客様を傷つけることになるでしょう。
お客様に対して誠実にあることを
最重要とする僕としては、
嘘をつくこと自体に抵抗はありますが
それも1つのホスピタリティとして
意識して磨くべき部分だと考えています。
お読みいただき有難うございました。
彗斗の写メ日記
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嘘というサービス彗斗