【ピーク・エンドの法則】
「ある体験の中で記憶に残るのは、その出来事の最も印象深い『ピーク』部分と『終わり』部分だけ」
クリスマスも過ぎ去り、今年が終わろうとしています。
1年を振り返って何を思い出すでしょうか。
印象的だったいくつかの出来事が浮かんでくると思いますが、1年間の全てを憶えているわけではないはずです。
人間の記憶には「ピーク・エンドの法則」が働いています。
心理学者であるダニエル・カーネマンの発見で、
「ある体験の中で記憶に残るのは、その出来事の最も印象深い『ピーク』部分と『終わり』部分だけ」
というものです。
つまり、思い出を残すためには「ピーク」を多く作り、良く「終える」ことが大切です。
ただ、思い出を残すために出来事のピークを重視しがちですが、日常の何気ない喜び、現在の幸福というのもまた大切なものです。
バランスよく追い求めていきましょう。
自分の1年を振り返ると、セラピストという仕事を始めたおかげでピークが増えたように思います。
ご利用頂く方とは濃密な時間を過ごすわけですが、普段は人との関わりが薄いのでお会いした記憶が薄れにくいのです。
刺激的で印象的な事柄として、ご利用頂いた方との時間はピークとして記憶されています。
ピーク・エンドの法則においては終わり方も大切な要素ですが、個人的には終わり部分もしっかりピークでした。
今年は生涯記憶に残る1年になったかも知れません。
富永の写メ日記
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【ピーク・エンドの法則】富永