ドS、ドM、たくさんいますよね。
仕事柄「ドS」や「ドM」に会う機会はおそらく他の人よりも多いです。
そもそもS/Mって何なんでしょうか?
責めるのが好きだからS?受けるのが好きだからM?
殴って楽しめるからS?叩かれて気持ちいいからM?
定義は人それぞれだし、それぞれのSM観があって然るべきだと思います。
ここまでは前提というか建前。
ぼくは自分のことをSともMとも、自発的には名乗っていません。
これは極端な思想なのですが、自らのことをドSないしドMと名乗る人の嗜好の自認は多くの場合で信用できないと思っています。
修行先でよくある会話です。
「俺ドSなんすよ」
「どういうのが好きなの?」
「首締めとか毎回やっちゃう感じで」
「俺ドMなんすよ」
「どういうのが好きなの?」
「責められるのが好きで」
「痛いのとか?」
「痛いのはちょっと、、」
「言葉責めとか?」
「ちょっと、、、」
「何ができるの?」
「責められるのが好きです」
何を以て"ド"をつけているのか。Sとは。Mとは。
自らの性的嗜好について安易なラベルをつけることは思考の放棄だと思ってます。
どんな加虐/被虐が好きなのか、それを通して何に悦びを感じるのか、どこまでできるのか。
もちろんそこに上下はなく何を好むかというだけなのですが、ミスマッチを防ぎ、好きを深めるためにも、
丁寧に言語化することを通じて好奇心や探究心を広げていくことがいいのではというのが今回書きたかったことです。
みんなも自称ドS自称ドMに引っかからず、しっかり見極めてハッピーSMライフ!