こんにちは☆
さいきん推しの子とかいう神アニメに出会ってマンガを全巻買いました
マンガ買ったの何年ぶりだろう
みなさんは「推し」いますか?
推しってなんだろう
誰かに話したり、勧めたくなるような、自分の好きな人やグループのこと、、、?
あと「尊い」みたいな、、
2人の関係性ごとセットで推すのもありますよね
カプ厨っていうらしいです
うーん
あるかな、推し、、、、、
あっありました☆
ぼくの推しは吉田松陰と高杉晋作です
幕末はほぼBL
吉田松陰はいわゆる地元のカリスマアニキです
カリスマなのでたくさんの地元の若者がリスペクトしてます
いまで言うと暴走族の総長とか、ベンチャーのCEOとか、YouTuberグループのリーダーに近いかもです
(レペゼン地球のDJ社長とか、コムドットのやまとみたいな?)
彼らが「オレたちはドームに立つんだ!とか世界で売れるんだ!」という感覚で、吉田は「幕府をぶっつぶして日本をオレたちでつくりなおす!」とぶち上げ田舎のヤンキーたちは目をキラキラさせて彼についていきました。
そして実際に幕府はぶっこわされて高杉の弟子が初代内閣総理大臣になりました。
彼らはもともと田舎のヤンキーでした。
ただ高杉晋作は違って、彼は由緒正しい侍(貴族)の息子で、誇り高い性格で普通にヤンキーたちを見下してました
親にも何度も何度も「あいつらと関わるな。吉田は頭がイカれてる。バカがうつる」と言われましたが、高杉はこっそり夜中に抜け出してはヤンキーたちの集会に参加しました
吉田松陰は高杉にとっての推しだったのかもしれません。はじめて出会った尊敬する大人でした。
しかし、あくまで田舎のカリスマだった吉田のことを、東京に出て行った弟子たちは「あの人はもういいよ。あの人に東京のことはわからないさ」という感じでなかば見放していきました
しかし高杉だけは最期まで吉田松陰と手紙をやり取りしていました
ちなみにマンガ銀魂のエピソードで吉田が処刑されたことで高杉が銀さんにブチギレて決闘するシーンがありますが、あれはすべてがウソではないです
銀さんのモデルはおそらく久坂玄瑞(高杉晋作とならぶグループのナンバー2)ですが、彼は東京に出てからは吉田に付き合いきれなくなった1人でした
そうしてひっそりと吉田松陰は処刑されました
吉田は獄中で、少年の高杉が彼にした質問を覚えていて、その答えを彼に託しました
サムライおよびそれに憧れる若者たちは、「どう生きるか」よりも「どう死ぬべきか」のことばかり考えています
※余談ですが、旧社会では「自由に生きる。どう生きるべきか。」こういう問いは存在しません
自由という概念に当時の人はピンと来ません
生まれた身分や仕事に応じて生き方は決まっていて、自分で決めるという感覚はありません
「海賊王にオレはなる!」のように当たり前に少年マンガの主人公は夢を語りますが、自分で道を切り開くその姿勢を「実存主義」といいます
これはまさに高杉たちが旧社会をぶっこわして「近代」が始まったあとに生まれました
ニーチェのいう「神は死んだ」とは「もう代わりに決めてくれる人はいない。お前が決めるしかないんだ。」という意味です
ぼくたちは自由の刑が生まれた後の社会に生きています
話が逸れましたが、吉田は死ぬ前に高杉に対して、生きることの本質を伝えました。生きるとは死ぬことと信じている若者に対して。。
当時の高杉はいま風にいうとほぼテロリストでした
大濠あたりにあるような立派な外国大使館を焼け野原にしては、その燃える火をさかなに女たちと酒を飲むような
吉田の手紙がなければ早々に死んでいたと思います
高杉はエリートでしたが、ろくでもない男でした
留学のための政府予算を女遊びに使い果たすような男でした
しかし、そこからの高杉は、理屈では説明のつかない活躍をします(省略)
高杉は自分にとっていちばん大切なものを守って死にました
それは誰がどう見ても勝ち目のない戦いでしたが、ただ一人それに付き合って一緒にしぬことを選んだ伊藤博文は、のちの総理大臣になりました
もし高杉が生き残って、総理大臣になっていたらもう少しノリの違う国になっていたのかも? なんて
いや、長すぎる。写メ日記にこんな本気の長文書いてるやついる?
でもこんなに誰かに語りたくなるような人が、「推し」なのかもしれないですね☆
いおり
いおりの写メ日記
-
推しとはいおり