こんばんは、辰です。
昨日の続きから書いていきます。
私は自転車で転倒し体が投げ出されたことにより頭を強く打っていました。
コケたことで頭から血が止まらず、
一瞬自分に何が起きたのか理解できていない
そんな意識が朦朧とする中、兄が駆け寄ってくれて心配する声が
兄「大丈夫か!めっちゃ頭から血がでとうやん」
辰「クソ痛い、頭も体も痛い」
転倒した私より兄の方がパニックになっている感じでした。
とにかく頭と体の擦り傷が酷かったので一度家に帰らないといけない。
だけど、家に帰るには長い長い上り坂を上がっていかなければならない。
歳は上だが同じ小学生の兄にはとても私を運んでいく力はなかったはず。
そして連絡を取ろうにも当時は携帯電話を持っている小学生は少なく、家へ連絡する手段もない状態。
田舎なので回りに家もなく助けてもらえる人も近くには誰もいません。
兄は私を心配しながらどうしようかとあたふたしていました。
そんな時、坂の上から一台の軽自動車が降りてきました。
全然知らない車でしたが、兄は何を思ったのかその車の前に飛び出したのです。
兄「助けてください!!」
通り過ぎようとする車の前に両手を広げて何としても止まって欲しいという兄の気迫を感じました。
その姿はまさに101回目のプロポーズで武田鉄矢さんがトラックの前に飛び出たシーンと一緒です。
小学生の私はまだそのドラマを見たことありませんでしたが、
大きくなりそのシーンを見たときは既視感がありました。
車の前に飛び出した兄の気迫にさすがの運転手も降りてきてくれて
運「どうしたと!?大丈夫ね??」と心配してくれました。
そして車に乗せていただき一度家に帰ることができました。
家に帰ってから何があったのかと驚かれ、病院に行くことに。
その時はなぜかわかりませんが、痛みではなく親に心配をかけたことに号泣してました笑
そこまで大きな怪我ではなく病院で治療を受け、帰宅できました。
今でもたまに思い出すのですが、兄には感謝しています。
そうやって誰かを大事にする心って素晴らしいことだし大切にしたいことです。
誰かに助けてもらったエピソードでした。
みなさんも助けてもらったことはありますか?
家族じゃなくても困ってる方がいたら手を差し伸べる人になりたいですね。
それでは
辰の写メ日記
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小学生版101回目のプロポーズ 後編辰