あまりの冷たさと水量に顔面が
漫☆画太郎になることある?
俺はあったよ
銀です
新年明けまして
おめでとうございます㊗️
去年一年の振り返りを
童子-T feat.加藤ミリヤ.田中ロウマの
" better days "
に乗せて振り返りたいと思います
1月 記憶ない
2月 記憶ない
3月 記憶ない
4月 記憶ない
オンッアッ yeah
5月 ちょっとある
6月 それよりはある
7月 わりとある
オンッアッyeah~また始まるここから
8月 暑かった
9月 暑かった
10月 ちょっと涼しい
11月 記憶ある
12月 記憶飛んだ
オンッアッ 刻み続けるbetter days
はい
ってのは冗談で
色んな思い出の数々は海馬の端々まで
しっかり全部刻み込まれております
本当にお世話になりました
激動の2022年でした
相変わらずふざけておりますが
こんな僕を選んでくださって
会って頂いた皆さま方
本当にありがとうございました
今年も真面目にふざけていきます
よろしくお願い致します
久しぶりの日記になります
どういうことかお分かりですよね?
親指を酷使する準備はできてますか?
こっからは中島みゆきさんの
地上の星を聴きながら
太めのウィスパーボイスで
再現してご覧ください
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「プロジェクトG〜挑戦者たち〜
アラサーの禊。男は生き抜いた 」
30歳を目前にして
男は頭を悩ませた
何かおもしろいことをしよう
このまま歳を重ねていいものか
何か特別なことをしたい
そんな時だった
気の知れた友達とご飯を食べていた時
一人がこう言った
「滝に打たれるのはどうだろうか」
男は戸惑った。
年の瀬の冬真っ只中、
そんな時期にに滝に打たれては
ただじゃ済まないことは分かっていた
けれどおもしろい。やるしかない。
そんな決意を密かにした時だった──
「無理だ!!こんな時期に!!」
一人がそう叫んだ。
「死ぬぞ!!!」
「やるなら夏にするべきだ!!」
男は揺らいだ。やはり無謀なのか。
そんな思いとは裏腹に鼓動は早くなる
その瞬間、別の友人が
強く握った拳をテーブルに打ちつけた
「俺たちがやらなければ誰がやる!
俺たちの手で作り上げるんだ!!」
意味が分からなかった
が、その熱い言葉に男は胸を打たれた
セラピストとしての血が騒いだ
「やりましょう!!!!!!」
気付いたら立ち上がりそう叫んでいた
それから夜を徹しての
肉体改造の日々が始まった
風呂で冷水を頭から浴びる
歯を食いしばりながら浴びる
時折、奇声を上げながら耐え忍んだ
全ては来たるべき決戦の日へ向けて
寒さと冷たさを制さなければ
滝には、
いや自然の脅威には勝てっこない
刃牙が頭の中で作り上げた
どでかいカマキリと
シャドーをした時のように
街中、駅のホーム、あらゆる場所で
立ち止まっては滝を感じて合唱をした
決戦の日への準備は整った
───イケる
男は確信した
想像の中の滝は完全に制した
そこそこ緩やかな水流。
人一人が収まるくらいの水量。
あとは冷たさだ
数秒耐え忍べば大丈夫だ
男は強く握った拳を見つめた
プロジェクトG(CM)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これが最後の一本になるかもしれない
男は煙草に火をつけた
大丈夫だ、やるべきことはやった
窓から差し込む光が希望に見えた
力強く煙草を消してロビーへ向かう
先に出てきた友人たちの顔が見えた
覚悟を決めた精悍な顔つきをしていた
言葉は要らなかった
互いに顔を見合わせて静かに頷いた
長い闘いの始まりだった
この先どんなことが待ち受けようとも
もう引き返せなかった
男は静かに覚悟を決めた
それは関東の奥地にあった
宿泊先のホテルから車に揺られて
1時間が経った頃だった
徐々に雪が積もる景色へと変わった
曲がりくねった雪道が行く手を阻む
窓を開けてみる。
なんだこの寒さは。冷たい。
身震いをする冷たさがそこにはあった
そして長い沈黙が続いた頃だった。
目的地に着きました、
そうナビが告げた。
男たちの戦いが幕を開けた。
そこにはガイドのお姉さんと
他の参加者らしき人が見えた
車から降りてみる
雪化粧をした山々と鈍色の雲
肌を刺すような冷たさと砂利道
着いた。ここだ。
誓約書を書いて
冷たい白装束を手渡された
ここで着替えるように言われた
ダウンは着て行ってもいいのか
ホッとした時、あることに気付いた
──滝は、、どこだ、、?
ない。あたりを見渡しても
聞こえるのは鳥の声と
微かに流れる水の音だけだった
「滝はどこにあるのですか?」
嫌な予感がした
思わず尋ねてみると
お姉さんが笑顔でこう答えた
「こっから15分くらい歩きます!」
じゅ、じゅじゅご、じゅごふん?
言葉が出なかった
死んでしまう
死んでしまうぞ
男たちの戦いはここからだった
険しい坂道を登り始めて
数十分経った頃だった
見えた。滝だ。
ついに姿を現した。
遠くに見えた自然の脅威は
想像していたよりも
遥かに細くて緩やかに見えた
──フッ。こんなものか。
男は確信した
来る日も来る日も風呂で冷水を浴び
イメージトレーニングをしてきた
この程度の滝なんてどうってことない
滝め!俺の勝利だ!!!
歩みを進める。
滝が近くなってき、
え?
(ドドドドドド)
お姉さんの足元に
AEDが置かれているのが見えた
え??
「今からお清めをして
3回打たれてもらいます!」
(ドドドドドド)
しゃんかい?
え????
つ〜ヴァっめよぉぉおオオおおお!!!!
あっ、たっがいぞらがらぁぁぁアアアアアアア!!!!!!
♫
のちに男はこう語った
「あまりの冷たさと水量に顔面が
漫☆画太郎になることある?」
俺はあったよ
生きとったんかワレ!!!
今年もよろしくね!!!!!
名古屋萬天堂 銀
銀の写メ日記
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あまりの冷たさと水量に顔面が漫☆画太郎になることある?俺はあったよ銀