4月15日(月)
今日は季節が逆戻りしたかのように、ぐっと気温が下がった。昨日までのぽかぽかとした陽気が嘘みたいに、朝から冷たい風が吹きつけて、上着の前をぎゅっと閉じた。
春のつもりで薄着をして出かけた人たちが、肩を丸めて歩いているのを見ると、「ああ、みんな予想外だったんだな」と、なんだか少し親近感すら湧いてきた。
寒い日の街は、どこか静かで、空気が澄んでいるように感じる。けれどその静けさのなかで、ふとした瞬間に感じる“人の温もり”は、とても鮮やかに浮かび上がる。
通りすがりに誰かと目が合って交わす軽い会釈、コンビニの店員さんがレジで見せてくれた笑顔、電車の中で席を譲り合う姿。そういう一つ一つが、冷たい風のなかで、不思議なほど心を温めてくれる。
寒いのは嫌いだけど、こういう日だからこそ気づける優しさや温もりがあるのかもしれない。
手のひらで感じる体温のように、人と人とのつながりには、言葉ではうまく言い表せない“あたたかさ”がある。
今日のような寒い日には、それがとてもありがたく、そして美しく思えた。
帰り道、空を見上げたら、雲の隙間からほんの少しだけ夕陽が覗いていて、まるで「大丈夫、また春は戻ってくるよ」と語りかけてくれているようだった。
今日も、一日ありがとう。
NOZOMU
NOZOMUの写メ日記
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4/15(火)NOZOMU