気温は32度。
外は照りつける日差しと、わずかに湿気を含んだ風。
仕事の合間、エアコンの効いた車内で、少しだけ深く息を吐いた。
こういう時間、必要だなと思う。
誰とも話さなくていい。
何者でもなくていい。
ただ「今ここにいる自分」をゆるしてくれる空間。
この前、ある方が言っていた。
「理由なんてないけど、触れてもらうだけで安心するんです」って。
その言葉がずっと心に残っている。
何かを説明しなくても、
何かになろうとしなくても、
ただそこにいる自分が、そっと包まれるような感覚。
“癒し”って、そういうところにあるんじゃないかな。
この昼下がり、静けさとエアコンの風の中で、
誰にも言わない気持ちを少しずつ、ほどいていく。
優斗の写メ日記
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「32度、誰にも言わない気持ち」優斗