大人になると、良くも悪くも要領が良くなる。
世の中には自分よりデキる人がいくらでもいて、自分ひとりが頑張らなくたって世界は回っていくことを知ってしまう。
だから口では「精一杯がんばります」なんて言ったって、もうこれ以上どうにもならないってところまで絞り出したことなんてそんなになかったりする。
筋トレは、「もう無理」に挑戦する感覚を思い出すには手っ取り早い方法だと思う。
初めてのジムでドSなトレーナーについていたから余計にそう思うのかもしれないけれど。
かつてトレーナーがこう言った。
「こんなに辛いことに耐えられるんだったら何だってできますよ」
今にして思えばあながち間違っていないようにも思う。
あの時の自分を超えられるかどうかはこれからの頑張り次第。