施術と称して人体に触れる仕事をしていますが、施術の際の「強さ」ってとっても曖昧です。
受け手が変われば感じ方も変わるし、同じ人でも体調によって変わる。
私にとって「普通」の強さでも、別の施術者にとっては「弱い」かもしれない。
それは弱、中、強のようなおおざっぱな目盛りではなく、ゼロから100、果ては無限へと続く無段階調整のようなものだと認識しています。
その意識がないと相手の状態を無視して強くやって相手を傷つけたり、または弱すぎて物足りなくなったりしてしまいます。
指先に伝わる相手のリキみ具合など、ちょっとした反応も見逃さず、「ちょうどいい」を模索していきます。