2012年6月、国連の「持続可能な開発会議(リオ+20)」で、
ウルグアイのムヒカ元大統領が行った伝説のスピーチを、
改めてYouTubeで観た。
もう何年も前の演説だけど、今でもその内容は色褪せるどころか、
どんどん重みを増している気がした。
冒頭に、世界のすべての大統領たちへの感謝の言葉。
そして、本題は「持続可能な発展」と「貧困問題」。
文明を築いたはずの市場や競争、グローバリズムによって、
逆に人間が翻弄され、支配されているかもしれない。
そんな問いかけが、心に深く突き刺さった。
ムヒカ氏は、大統領でありながら質素な暮らしを貫いた人。
彼の言葉には理屈ではない説得力と、生き方そのものからにじみ出る重みがあった。
「私たちは発展するために生きているのではない。
幸せになるために生きているのだ」と彼は言う。
その言葉が、ずっと耳の奥に残っている。
今の社会は、便利さや豊かさを追い求めるあまり、
本当に大切なものを見失っていないだろうか?
物があふれているこの時代に、彼のような人物が本当の意味で「豊か」だと感じる。
ムヒカ大統領のスピーチは、ただの政治演説ではない。
人間として、どう生きるかを問いかける魂の叫びだった。
MASATO
MASATOの写メ日記
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【7/6日記:世界一貧しい大統領のスピーチに心震えた】MASATO